君とまた出会えますように


出会ってからもう何年経ったのかな?

あの頃長かった君の髪が

今は耳元で揺れていて

ちょっと寂しい気もするのに

振り向く君の笑顔が眩しくて

今も変わらないその瞳が

僕の心を掴んで離さない



君は何も覚えていないだろうけど…

君と初めて言葉を交わしたのは

僕がまだ10歳のころだ

君は「また会いに行くから待ってて…」と言った

けれどあの約束は“夢”みたいなもので、

君とはなんの関係もない

架空の出来事だったのかもしれないと

今になって思うようになった


約束の時まであと1ヶ月だ


けれど君との関係は

出逢ったころと何も変わっていない

そりゃそうだよな?

僕達が交わした約束は

君が生まれる前のことか

君が生まれたばかりの話だから

時々自分自身が滑稽に思える

春も夏も秋も冬も

経ちすぎた時間…


誰も見れない

誰も信じない

僕だけの記憶


でもきっと…

それでもずっと…

僕の気持ちは変わらないんだ

たとえ時が過ぎようとも

たとえ時が終わっても

星を視て待っている


君に…また、会いたいから

君とまた、出会えますように。