楊名時太極拳には 楊名時健康太極拳 という 健康 の二文字が入ります。
これが、ほかと 決定的に 違うところです。
楊名時では、80歳近くになって 師範を取れる人がたくさんいます。
でも、体力は80歳です。良くても、75歳くらいが多いです。
これは、年数制限があり、何年経験がないと次の試験が受けられない という段階があるからです。それに、60歳過ぎてから始める人がほとんどであることと、体力や運動能力が衰えていても、始められることから、高齢者の入門者が圧倒的に多いからです。
だから、楊名時健康太極拳は ほかの流派の武術太極拳と競ってはいけないのだと思います。
僕も、67歳で初伝を取りました。一番下です。
柔道の場合は、実力さえあれば、初段は1日で取れます。
5人一組の中で、全員に勝てば4勝です。抜群 と言います。
抜群の人たちだけで、5人一組になり、全勝すればつまり4勝すれば 8本になり初段です。
もちろん、後日 型 の試験も受けなければいけませんが、これはきちんとこなせれば全員通りますので、実質1日で初段になれます。
だけど、楊名時健康太極拳は目的が違います。
僕は、健康 に特化した この楊名時健康太極拳は素晴らしいと思います。
これほど、高齢者に優しい ほかには なかなかありません。