昨年台風により中止になったので、2年ぶりの出場になります。
結果は残念ながら43kmの浅茂川漁港エイドでリタイアしました。
マラソンでリタイアしたのは初めてです。
想定以上の暑さもあって熱中症になってリタイアしましたが、原因は自己管理ができていなかったことに尽きると思います。
直前の週に飲み会を4回も参加したことにより、前日から微熱がありました。
そんな状態で夜行バスでほとんど寝れない状態で会場入りしました。
完全に過信(舐めて)ました。
20km辺りまでは快調でしたが、34kmの浜詰エイドで用をたしたらまっ黄色の小便が出ました。
この時点でもう無理かなと思いましたが、2つ目の難所の七流峠を越えるまでは頑張ろうと思い、足だけは出し続けました。
38kmの七流峠の頂上のエイドまでの上りを走り切って到達すると、さらにクラクラしたので、しばらくここで休憩しました。
ここからは下りなのでまったりと走り出して
フルの距離をとりあえず通過したら、もう良いかなとの思いがさらに強くなりました。
43.4kmの浅茂川漁港のエイドになんとか到着して係の人に不調を告げると、体温と血圧を計っていただいて、体温が38度で血圧も高いと言われたので、ここでリタイヤを決断しました。
自己管理ができていなかったのが原因だと思ったから、不思議と悔しさとか残念のいう気持ちはなかったですね。
リタイヤ後はエイドの方に丁寧に介抱していただきました。
後で復活してからお礼を言いに行ったら「来年も懲りずに来てください!」と笑顔で言われて、さらに気分良くなりました。
ここから救護車で大会本部まで連れて行っていただき、点滴まで打っていただきました。
ここでお世話になった方達には非常に良くしていただきました。
感謝しかないです。
点滴が終わると体調も回復したので、トップのランナーのゴールを見てから、静の里でお風呂に入ってから、休憩所で夕方まで寝てました。
これで完全に復活をとげました。
夕方にはゴール地点に行って、17時30分から制限時間ギリギリにゴールする人達を応援してきました。
自分がリタイヤしたレースを最後まで走りきるランナー達をリスペクトしながら、ずっと声をかけてましたが、最後の方は感動して泣きながら叫んでました。
みなさん素晴らしかったですが、特に感動したのが2年前の四万十川ウルトラマラソンで同じ位にゴールした人です。
この人はドラゴンボールのクリリンの衣装で毎回走ってますが、35km付近で足を引きずりながら走っていました。
ここでお互いに激励しながら追い抜いたのですが、まさかあの状態からゴールするとは思っていませんでした。
走力とかではない人としての「総合力」のようなものを感じさせられました。見習いたいと思います。
今回私自身は残念な結果となりましたが、地元の方のサポートやゴールを目指すランナー達の執念のようなものを感じることができて、良い時間を過ごせたと思います。
来年は「リベンジ」とかいうのではなく、今回お世話になった方達や感動をいただいた方達に「感謝」の気持ちを持って走り切りたいと思います。
来月四万十川ウルトラを走るので、またそこから再スタートしたいと思います。