いやあ、今日はいい朝を迎えられたよ。

風邪でしばらくダウンしていた私なのですが、

寝込んでいる間に着々とニュージーランドはがんばってくれていたのでした。

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ヨットレースの最高峰と言われる、「アメリカズカップ」というレースがですねぇ、

ずっと開催されていまして、セーリング大国のニュージーは毎日大盛り上がりだったのですよ。

今回は、日本もソフトバンクがメインスポンサーになってくれて、出場していたんですけどね、

ヨットファン以外のほとんどの人は知らなかったでしょうね。

アメリカズカップは、スポーツというか、大金をつぎ込んでいかにすごいマシーンを

作って、いかにすばらしいセーラーを集めてお披露目できるか・・・ってところが

大注目される「お金持ちのヨットのイベント」と言っても過言ではないので、

あまり好きではなかったんだけど、

今回はすごかった!

日本チームが参戦するということもすごかったし、そのチームを率いるのが、

NZ人のディーンバーカーという前回のNZチームのスキッパー。

ソフトバンクに引き抜かれたんですよ~。残念ながらほとんどが助っ人外人選手

ばかりで、日本人選手がほとんどいなかったのはつらいところなんですけどね。

ディーンがついてるから、もしかしたら・・・!?

なんて期待もしたけど、残念ながら日本チームは予選敗退。

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     (ちゃんとソフトバンクのキャラクターの「お父さん」もいるよ)

孫さん、スポンサーになってくれてありがとうございました。

次回も懲りずに参戦してくれないかなあ~。

そして、予選である、ルイヴィトンカップ・・・、

はい、アメリカズカップのメインスポンサーはあのヴィトンなんです。

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アメリカズカップは、まず前回、カップを手に入れたチームに一騎打ちでチャレンジする1チームを選ぶための予選があります、それをルイヴィトンカップと呼び、

まずはそのルイヴィトン製のカップと本戦で戦うための権利を手に入れるために
がんばるのです。

前回4年前の本戦は、ほんと、今でも思い出すと悔しいくらいなのですが、

ニュージーが負けてしまい、カップはアメリカのものになったのです。

その雪辱を晴らすためになんとしてもルイヴィトンカップを勝ち取り、本戦へ・・・。

日本、イギリス、スウェーデン、フランス、アメリカ、ニュージーランドの6か国が

参戦の今回、予選も盛り上がり、ニュージーは無事に本戦出場権を手に入れ、

先々週末から始まった本戦もサクサクと勝ち進み、今朝、無事にアメリカズカップ

を手に入れたのであります。

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4年前と違って、スムーズに勝ち進むチームニュージーだったので、ストレスなく、

余裕をもって観戦することができました。

今回のチームは地元ヨットクラブ出身のピーターバーリング君がヘルムスマン(舵取り)で大活躍!

ピーターは私のブログにもよく出てくる地元のスターで、北京オリンピックにNZセーリング最年少で出場したり、リオでは金メダルを取ったり、スーパースターになったセーラーです。

おっさんをはじめ、地元衆はみな誇りに思っております。

チームの勝因は、もちろん、ピーターと、チームみんなの努力の賜物なのですが、

画期的なこのアイデアが大いに役立ったのではないでしょうか。

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本来ならば、死に物狂いで手を使ってまわすグラインダーを、サイクリング方式

という新しい方法でやってみせたのであります。

びっくりでしたよ、最初見た時。

ヨットも進化しまくりで、カタマランに変わった時もおどろいたけど、

もう、今は宙を舞うフォイリングでのセーリングなので、ヨットの船体が水についているところをほとんど見ないという近未来的なマシーンになってしまったのであります。

フォイリングのおかげで、スピードが今までのセーリングとは全く違うスピーディーなレースとなり、ドキドキ感はハンパないです。

そんなこんなの進化したアメリカズカップ、

私とおっさんの友人がチームの裏方だったり、その縁でチームニュージーのマシーンのヨットデザイナーと知り合えたりしたので、

とても思い入れの強いレースとなりました。

勝者のホームグラウンドで開催されるレースなので、今回はバミューダで開催されていて、

お金持ちイベントのアメリカズカップにとても相応しい場所、観客、雰囲気

見ていても楽しかったです。

表彰台に立ち、メダルをかけてもらい、副賞であろう、ヴィトンのバッグを

受け取った選手たちみんなが、

観客に向けて投げてプレゼントしていたのが見ていておもしろかった(笑)

ニュージーランド人はヴィトンのバッグより、カップが欲しいんだ!!ってのが

伝わりますね~。

さあ、次回はニュージーランドでの開催になるぞ!

カップを守り続けるために、またチームニュージー、がんばって~~!

そして、大スポンサー様のエミレーツ航空様、次回もよろしくお願いします。