そして、マウント外周(ベーストラック)ウォークです。

この日は夕方、いつもと逆方向に歩きました。

あざらしちゃんは日中、ず~~~っと寝てますね。
そろそろ晩御飯の時間だから起きなきゃダメなんじゃないの?
私、歩くときはいつもとにかく海にイルカやオルカがいないか、
岩の上にあざらしちゃんがいないか・・・とめっちゃ野生動物を
探しながら歩くので、やっぱ、しょっちゅう見かけるんですけどね、
今回、

ペンペン発見!!




















ヨットに乗ってる時はよく海の真ん中で会いますが、
こんな岩の近くにいるのを見るのは初めてかも。
・・・・・・っていうか、この日は、すんごくセットがいっぱい入ってきてた
日でして、波も大きく、この小さい小さい、大人でも小さい、
世界一小さいブルーペンギン達にとって、
大変、危険なわけですよ。
なんで、こんなバンバン波が打ち付けるところに来たの??
巣に戻るにはまだ早い時間でしょ?

なんにしても、見ていてハラハラします。

案の定、次から次へと波が打ち付け、ペンギン達、岩に叩きつけられてしまい、
お互いを見失ってしまいます。

もがき続け、

岩の上に飛び乗ることができても、すぐにまた波にのまれて
荒波に叩きつけられてしまいます。
片方はどうやら少し離れた波がまだ崩れないところに泳ぎ出ることが
できたようで、
「クワーっ クワーっ」と仲間を呼び続けています。

呼ばれているこの子も返事をしているけど、
波の音が大きすぎて、相手に聞こえていないよう。
そして、何度もまた海に戻され、岩に叩きつけられています。
私、この間、ずっと5mほど上にあるベーストラックから見ていて、
下に降りて助けようと試みたかったのですが、
まず、下に降りるのが非常に危険なところだったし、
私自身が波に叩きつけられそうな感じでしたので、無理でした。
第一、今まで何度も野生動物がピンチの時、
レスキューしようとして、失敗した過去から学んだのですが、
「素人が下手に手出しをしてはいけない」
なので、ずっと見守ることしかできませんでした。

そのうち、仲間を呼び続ける逃げ切った子もそのうち、呼ぶのをやめ、
岩場に取り残された子も姿が見えなくなってしまったので、
きっと安全なところに逃げ切れたんだと思います。
というか、そう自分に言い聞かせます。
私なんかが心配しなくていいほど
厳しい自然界に生きるあの子たちは絶対たくましいはずだから、
大丈夫だったよね。
しばらくすると、夕凪の時間が近づいてきたのか、
海も少しおだやかになってきて、30分ほど立ち止まったままだった
私の体がかなり冷えてきだしたので、再び歩きだしたのでした。
