・・・つづき

日曜日、朝6時半、一番に目が覚めたのは私。

ハッチから頭を出し、外を見渡すと、シーンと静まり返った静かな海。

朝日が雲の隙間から何本もの矢のように海に突き刺している。

なんてすがすがしい朝なんだ~~!

昨日のことが信じられないくらいすっきりしている。

もう、嫌なことは、わ~すれたっ。

皆を起こし、眠い目をこすりながらホットチョコレートを飲む。

朝ごはんは缶入りの ベイクド ビーンズ(豆)のホットサンド。

まだ無風。10艘ほどいるボートの中にKの知り合いのボートを発見。

彼らにいつも行くベイにまたけん引してもらう。

こんなにたくさんのヨットをこのベイで見たのは初めて!というくらい結構な数のヨットがいました。

ウェンズデーナイトレースでもよく見るヨット達も。

さて、今日は昨日のようなことが起こらないように、きちんと計画し、無事、タウランガのマリーナに

帰られるようにしないとね。

え~っと、夜の満潮は8時半ごろ。だからそれまでに満ち潮に乗って、絶対に帰らないといけない。

余裕をもって朝の11時ごろにはここMayor Islandを出ないと。。。

だからの~んびりゆ~っくりはできません。

子供達は上陸し、ビーチにある木に取り付けられたブランコで遊んだり、ヨットの周りで泳いだり。
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私と友達はCaveのところでスノーケリング。

もぐる準備をしていると1艘のカヤックが私たちのヨットを横切ります。

後ろには大きな King Fish!!(日本語名 ヒラマサ)

「ワ~オ!!写真撮らせて~!ブログに載せてもいい??」と聞く私に、カヤックのおっちゃんは

「おうっ!もちろんさ!『メイヤーアイランドでカヤックキングに会った』と書きな!」と

ポーズをとってくれました。

この大きなキングフィッシュ、スペアでついて獲ったそうです。
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さて、おっちゃんとのトークのあとは海に飛び込み、スノーケリング開始です。

ラッキーなことに魚の食事タイムだったのか、たくさんの魚を見ることができました。
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水中カメラ、やっと活躍できる時が来ました!

あ~楽しかった。きれいだった。感動した。

もぐりついでにSlippery Bearの船底もスポンジでごしごししておきました。

少しでも早く船が進むように・・・。

そして、予定より少し遅れて、ランチ後、12時ごろメイヤーを後にしました。

風はまだまだ微風。

でも、SEの予報だったのが、NEに変わっていました。ラッキー!追い風だ!

最初の1時間ほどはかなり風が弱く、また心配気味な私たちでしたが、(ちょうど昨夜、身動き取れなくなったあたりでまた止まってしまいました)

しばらくすると、いい風が吹いてきました。昨日も今日も10ノッツの風。あまり強くはない風ですが、

スピンを上げ、スムーズにタウランガに直行!ジグザグに行かなくてすむ分、早く帰れます。
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途中、イルカは見られませんでしたが、少し離れた所にサメがいて子供達はキャーキャー。

遠くへ行ってしまったのでホッとしたのですが、近くで見たかったなあと大人達は少しがっかり。

満潮の午後8時半まで時間もたっぷりあるし、スムーズに進んでいるので、

皆、安心し、かなりテンションがあがります。

歌を歌ったり、ジョーク大会があったり、こんなに私たちっておしゃべりだったっけ?

と思うほど楽しいセーリングとなりました。

午後6時前、無事にタウランガのエントランスに着き、最後の緊張場所、ハーバー入港も

スムーズにでき、午後6時半、マリーナのジェッティーに無事到着。
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荷物を降ろし、ほんの少し先にあるSlippery Bearのモーリングまで私とKでまたセール。

これもまた無事にブイを引っ掛けることができ、きっちり彼女(Slippery Bear)をおうちに

送り届けることができました。

ここでや~~っと安心。

無事に帰ってこられた!!

・・・・

ただでさえサバイバルなトリップとなるヨット旅行、完璧なオーガナイズができていないときは

出航しない!!とKと誓い合いました。

反省点はここに書ききられないくらいたくさんあります。

今回は風がなく、海もおだやかな状態でのトラブルだったので少しの心配で済みましたが、

風がきつく、うねりもかなり大きな最悪の海のコンディションでのトラブルは命取りです。

常に危険と隣り合わせのヨットトリップ、みなさんも安全第一で楽しみましょうね。