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最近、昔読んだ本を本棚から引っ張り出して再び読んでみた。

深夜特急。

沢木耕太郎のヒッピー旅行のやつ。

私はスタートの香港からタイ、マレーシア、シンガポールと行ったことがあるので、行ったことのある

土地の名前がでてくるとうれしくなる。ただし、時代は違いますが・・・(私は90年代前半)


そのスタート地の香港、私は仕事の関係やらで3,4回行ったことがある。

大阪出身の私はガヤガヤごちゃごちゃした香港の町に割とすんなりなじんだっけ。

新しい空港ができてからどうなったのかは知らないけど、私が行ってた時は前の空港で、沢木さんの本に

も書いてあったようにあのものすごい数の看板にぶつかるんじゃないかとハラハラしながら着陸してた。

街中を歩けばすれ違う人達はものすごいスピードで突進してくるし避けようともしない。

肩がぶつかったりすることも多々。でも「ムコイ」の一言のみ。

素敵な洋服やさんの横が肉屋さんだったり南国のフルーツのにおいでムンムンしてたり、暑いアツイ外と

対照的に建物の中は異常なくらいエアコンがきいていてガタガタ震えてたっけ。

私は香港でのほとんどの時間をチムサーチョイですごしていたのだけど、香港島のほうはもっと

イングリッシュナイズされて高級感漂ってもっとソフィスティケイトされていた(今も同じだと思う)

地下鉄のエスカレーターの速さがかなり速くてびびったりもしたなあ。

今とは対照的に若くて物欲大だった私はかなりのお金を香港に落としていった。

みんなが「商売!商売!」「お金!お金!」とせわしなく走り回っているような印象の土地。

「なんかビジネスやったるで~!!」という奮起があるときに行けばエネルギーをもらえるんだろう。

実際、その時の私はそんな気持ちでいた。何度目かの訪問時にはヘアーサロンに飛び込んで髪の毛を

ピンクに染めたことがあった。そんな街・・・

今の私にはちょっと刺激が強すぎるな・・・