来年から、予備試験・司法試験の出題範囲に債権法等の大改正が入ってくるので、民法の対策を焦っている方も多いと思います。
しかし、ちょっと待ったぁ~!
私は、民法以外の対策を先行できる方(ex.ひととおり全科目の対策をしたことがある方)は、民法対策(短答・論文)の時期をできる限り遅らせて、より良い教材・講義等が出るのを待つ(それまでに、他の科目の対策をできる限り進めておく)のが、来年に向けての戦略的なポイントだと考えています。
特に、短答過去問集が…現時点では、解説に改正内容の説明がある辰巳『短答過去問パーフェクト』がベターだし、それでも悪くはないんだけどね。
他方、民法以外の対策を先行できない方(ex.初学者の方は、民法が他の科目にも結構出てくることから、早期に対策した方が良いと私は考えています)は、その時点でベターな教材・講義等を選んで民法対策をするしかありません。
特に短答過去問潰しの時期は、できる限り遅らせたいところですが、私は論文対策と接近した時期に短答対策をすることによる相乗効果の方が大きいと思うので、辰巳『短答過去問パーフェクト』を使ってやるのがベターになるかもしれません。
※20:50ころ追記
LECの『司法試験&予備試験 体系別短答式過去問題集 民法 第2版』が、問題文も含めて改正に対応しているとの情報をいただきました!
私はその情報を確認すべく、Amazonの奥地へと向かった…けど中身が見られないので、書店へと向かいますね。
※さらに7月8日10:30ころ追記
LECの『司法試験&予備試験 体系別短答式過去問題集 民法 第2版』、「チラ読み」末尾で「改題・没肢一覧表」が見られるのはありがたいのですが、改正に対応した問題文・解説そのものを何問か見たい~立ち回り先付近の書店には今のところ入ってないし…なかなか受講生に積極的にオススメできなくて歯がゆいです。
※さらにさらに7月14日14:30ころ追記
LECの『司法試験&予備試験 体系別短答式過去問題集 民法 第2版』、改正に対応した問題文・解説そのものを拝見したのですが、まあ悪くないかなと思ったので、現時点では積極的にオススメしておきます!ただし、もちろんこれまでの短答過去問集と同様、不適切な解説も見られたので、そこは織り込んでくださいね。
いずれにせよ、少なくとも来年(から数年間)は、改正法の対策が不充分な受験生が多い状況となるので、民法は合否を決定づける科目にはなりにくいでしょう…問題にもよりますが(ex.改正内容がからまない問題)。