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私も受験生時代にやっていた、誰でも簡単にできる、ローコストハイリターンな再現答案の分析方法を実演しています。
H29司法論文(公法系第1問:憲法)の再現答案を題材にしていますが、予備論文にもほぼそのまま使える方法だと思います。
ただ、あらゆる“方法”論は、何らかの“目的”を達するためにあるので、“目的”次第で再現答案の分析“方法”も変わってきます。
今回は、敗因分析(→具体策立案)という“目的”を実現するための再現答案の分析“方法”の一案を示しました。
再現答案の分析から、その目的たる敗因分析(→具体策立案)へとつなげていく思考プロセスにも着目してください(こっちの方が重要!)。
まあでも、今回ピックアップした再現答案のうちA~E評価のものは、いずれも非常に短い(ex.わずか1620字(1行当たり25字なら約65行)でA評価!)ので、それだけでも価値があるとも思います。
あと、動画で言い忘れたことをちょっと補足すると、レジュメのBC評価の再現答案では判例(マクリーン事件)を明示的に使っていますが、A評価の再現答案ではむしろ(少なくとも明示的には)使っていません。
もちろん、判例(マクリーン事件)を明示的に使えたら加点になる(合格ラインに達するのに不要であることは実証されました)でしょうが、憲法が得意な人の答案には、今回のA評価の再現答案のように、判例等の知識をわざわざ明示したりしない傾向があります。
問題文と条文等を、確立した処理手順に沿ってパズル的に組み合わせるゲームをプレイした記録・ストーリーが答案になっているというか…。
ただ、今回のA評価の再現答案の<総合コメント>には、「私は憲法が特に苦手」と書かれているのをどう考えるかが難しい…(^_^;)
苦手だったからこそ、万全の対策を積んで、ご自身も気づかないうちに憲法が得意になっていた可能性もあるかな?