スタートです!φ(.. )

H29司法論文ガチ書き企画と同様、これから順次、私の手書き答案等→私が答案を書いている動画をアップしていきます。

 

…が、その前に、全体的な感想を書いておきたい。

 

まず、全科目の総合点で合格ラインを超えていることは確信している(たぶん上位だろうとも思っている)。

が、科目ごとにみると、

・[憲法・行政法]のうち後に書いた憲法

・[法律実務基礎科目(民事・刑事)]のうち後に書いた民事

・[民法・商法・民訴法]のうち最後に書いた民法

では、合格ライン(B~C評価)を超えているかどうか、あまり自信がない(他の科目は全て(上位)Aだと思う)。

H29司法論文と同じく、時間を計って答案を手書きする訓練の不足がその“敗因”であることは間違いない(書けば得点できることを他にも思いついてはいたが、書く時間が足りなかったから)。

 

他方、H29司法論文ガチ書き答案は、各科目で見ても全て合格ライン(B~C評価)を超えていると当初から確信している(再現答案分析を経て、確信がさらに強まった)。

 

なぜ、このような差が生じるか?

 

司法論文は、現在では各科目ごとに制限時間が2時間と長く、それに比例して問題量も多い。そうすると、例えばある科目の設問が3つあったときに、他の受験生の出来が悪いと推測される設問は無難に軽く済ませ、得点しやすい設問があればそこに重点的に時間を投入する…といった現場戦術を採ることが、各科目内で柔軟にできる余地がある。

局地戦で(あえて)負けても、主戦場で勝てば、戦全体としては勝ちなのだ。

 

他方、予備論文は、

・[憲法・行政法]と[刑法・刑訴法]は2科目で2時間20分

・[法律実務基礎科目(民事・刑事)]は実質2科目で3時間

・[民法・商法・民訴法]は3科目で3時間30分

で、各科目ごとの制限時間が単純計算で1時間10分・1時間半と司法論文よりは短く、それに比例して問題量も(やや)少ない。そうすると、上記のような現場戦術を採ることが、各科目内で柔軟にできる余地が乏しい。

ただ、各系統内では、上記のような現場戦術を採ることができる余地が充分にある。

例えば私は、[憲法・行政法]のうち、原則として憲法を後に書くことにしている。論文でも“憲法は水物”だし、毎年、受験生全体の出来が悪いため、(実質)途中答案でもそれほど差がつかないと考えているからだ。

 

とすると予備論文では、

“全科目で合格ラインを確保する”

というコンセプトより、

各系統の合計点で合格ラインを確保する”

各系統内で得点しやすいところから書いていく”

“難しい科目・問題は守る(場合によっては捨てる)”

というコンセプトの方が、現実に即しているといえる。

※必ずしも“苦手科目を捨てる”ということではないので注意!自分の得意科目が難問で、自分の苦手科目で得点しやすい受験生が多い場合、かなり不利になってしまうから、極力苦手科目(“穴”)を作らないのが合格しやすいことも間違いありません。

 

というわけで、長々と予防線を張ってきたような気もしますがσ(^_^;)、明日から系統ごとに、H29予備論文の手書き答案等をアップしていこうと思います!