今の時期、彷徨・徘徊している受験生が結構多いみたいなので。

 

肝心なのは、自分の合否を決めつけないことです。「全然できなかった…」と思ってる受験生ほど受かってる!という格言が、旧司時代からあるし(その真意は、そのように言う受験生は自分に厳しい可能性が高い→普段から自分に厳しく対策してきた可能性が高い→合格可能性が高いってことかな)。

 

というわけで、まず、

再現答案の作成は、

絶対・最優先です!

記憶が薄れてしまったなら、改めて試験時間内に答案まで書きましょう…そこまでする価値があることですから。

どんなにきつくても、なんとかやり遂げてください!(`・ω・´)

 

さて、それが終わったらどうするか?

 

①「もし自分が合格しているなら、今の時期に何をすべきか?」

を自分自身に問いかけて、ランキング(優先順位)を作ってください。

例えば大学生・ロー生なら、

1.就活(今はあまり時期ではないかな?)

2.旅行・バイトしておく

3.修習の予習

(1)修習の内容等の情報収集

(2)予備論文過去問(法律実務基礎科目)潰し

とか?

任官志望が全くなければ、「3.修習の予習」は基本的には不要だと思うけどね。

 

そして、

②「もし自分が不合格なら、今の時期に何をすべきか?」

も自分自身に問いかけて、ランキング(優先順位)を作ってください。

例えば、

1.今年の直前期にやり切れなかったこと・やりたかったこと

2.司法論文過去問潰し ※どの科目を優先的に潰すか?も。

3.予備論文過去問潰し

とか?

 

これらのランキング(優先順位)は人それぞれ大きく異なると思うので、あくまで例示ですが。

 

そうしたら、上記①と②で重なる項目が(複数)あれば、それを(両者の順位番号を足し算した数の小さいものから)優先的にやります。

上記の例示では、

①の3.(2)予備論文過去問(法律実務基礎科目)潰し

②の3.予備論文過去問潰し

が、予備論文過去問(法律実務基礎科目)潰しの限度で重なっているので、これを優先的にやります。

そうすれば、合否いずれでも役立つ対策ができますね。

 

でも、気分的に、それ以外のことを優先したい受験生もいるでしょう…ならば、それをやっていいんですよ?ヘ(゚∀゚*)ノ

確率論的に見ると、例えば、

・合:否=50%:50%で

・第1位の効果が3、第2位の効果が2、第3位の効果が1

と設定したら、

①「2.旅行しておく」効果の期待値は2×50%=1

②「1.今年の直前期にやり切れなかったこと・やりたかったこと」の効果の期待値は3×50%=1.5

となって、決してゼロではありませんから。

 

予備論文受験生は、合格しても次に口述式試験、そして司法試験が待っているので、合格発表までにやるべきことはかなり明確です(cf.動画「4A基礎講座 オリエンテーション」の3時間0分30秒あたり~)。

これに対し、司法論文受験生が合格したら、次は司法修習という、任官志望が全くなければ基本的には準備不要なイベントなので、再現答案作成後は突然、“自由”すぎる≒不安定な状況に放り出されます。

そのような不安定な状況に立ち向かう方法があまりよく分からない受験生が多そうだと思ったので、これを紹介してみました。