やっぱり、基本的には昨年の記事「平成27年度予備・司法短答受験生の皆さんへ」と同じになってしまうので、まずはそちらをご覧ください。

 

今年付け加えるのは、『短答過去問解法分析講義』(以下、リンク先は2016年合格目標のものです…2017年合格目標の同講義はこちら)のことくらいです。

ここで紹介した解法テクニックは、もし出題者側が把握したとしても、これを外した出題が難しいものばかりです(そのようなものに絞って紹介した面もあります)。

例えば、グルーピングが通用しないような問題となると、各肢・各記述に共通するテーマ性のない、本当にただ各肢・各記述の知識の有無だけを問う形になってしまうはず…これでは、これまで知識の有無だけでなく、法的思考力やバランス感覚まで問うてきた司法試験系の短答式試験の“自殺”だと私は思います。

ただ、上記のような解法テクニックを外しつつ、司法試験系の短答式試験の“自殺”という事態を招かない出題をする余地も、例年より綿密に問題を練る余裕があれば、理論的には全くないわけではないとも思います。

しかし、少なくとも今年は、例の漏えい事件の影響で、出題者側は、司法試験の作問者を確保しにくい状況になっています(予備短答本試験問題は、司法短答本試験問題とほぼ同じなので、予備短答本試験にもかなりの影響があるはずです)。

このような状況で、上記のような余裕はないのではないか…というのが私の読みです。

 

この受験戦争に勝つ・負けないために、私が提供できる戦略・戦術は以上です。

あとは皆さんが、あの過酷な戦場をなんとか生き延びて帰ってくることを、待っています。

 

最後の1分・1秒まで、ベストを尽くしてこい!ヾ(@^▽^@)ノ