…ということは、NOAさんブログでもくり返し書かれていることなので、改めて私が書かなくてもいいかな~と思っていたんだけど。

まだローの教育内容やロー在学中にできる受験勉強に甘い期待を寄せている人が多い感じがするので、やっぱり改めて、私なりに書きます。


記事「司法試験の下4法対策 」で、一般的な司法試験(≠予備試験・ロー入試)受験生の採るべき優先順位を提示したので、まずそれを見てほしい。

さて、ロー入学後の教育内容は、この優先順位のどこに位置するだろうか?















…少なくとも消去法で、

「5.上記4までやり切って、もし余裕があれば(そんな受験生はごくわずかでもいるかどうか…)、旧司短答過去問でも、演習書でもインプット系でも、なんでも好きなことをやればいい。」

に位置することが分かるだろう。

ということは。

この優先順位に賛同してくれる司法試験受験生は、ロー入学前に、優先順位1~4をこなしておくのが理想なのだ。

これにより、自分自身の司法試験対策の“軸”みたいなものを確立できる。

そうすると、司法試験合格という見地からは無駄・有害な内容ばかりのローの教育内容の中に、自力で無理やり司法試験合格に役立つ内容を見出すことができるようになりうるのだ。

逆に言えば、自分自身の司法試験対策の“軸”みたいなものを確立するまでは、ローの教育内容は、司法試験合格という見地からは無駄・有害になる可能性が非常に高い。


…まあ、ロー入試合格までにも結構勉強してきたんだから、ロー入学までの期間は遊びたい!というのも分かるけどね。

ロー入学前に優先順位1~4をこなせない場合(がほとんどだろう…予備併願受験生なら、2①以外はある程度はこなせているだろうけど)は、ロー入学後、できる限り早期に、ローの勉強で楽をする方法を確立し、優先順位1~4を上からこなしていく必要がある。