思考が変にリスキーな方へと羽ばたいてしまう人にとっても、4Aは、地に足の着いた合格可能性の高い“普通”の論文答案にとどめる効果があるという話を聞いた。
柔軟すぎる人が確実に合格するには、どこかで安定性を担保する必要がある。
頭の回転が遅かった私も、受験生時代、安定性を高めすぎると未知の問題に柔軟に対応しにくくなるけど、柔軟性を高めすぎても安定的に合格ラインを超えられないことで悩み(cf.記事「安定性VS柔軟性 」 )、その調和点に、4Aや「最低ラインを確保した上で加点積み上げ」という方法論を見出した。
あと、改めて、司法試験系は“普通”度判定試験だと。
皆の“普通”の集積が“常識”とか“社会通念”といったものであり、それをルール化したのが法。
自分の“普通”感覚で解いて不正解になる度に、その感覚を修正することで、未知の問題でも感覚的に正解できるようになる。