くり返しくり返しくり返し論文式問題を解いていると、飽きてくるのは自然なことだ。
特に、どんな法的問題でも同じように解ける4A(を具体化したパターン)は、実力向上も早いが、その分、飽きが来るのも早いかもしれない。
でも、そこで4A(を具体化したパターン)等の処理手順を崩してしまうと、どのようなことになるか。
…おそらく、くり返しくり返しくり返し解いている論文式問題については、それでも解ける・書けることが多いだろう。
くり返し解く中で、1問1問の本質みたいなものが、少なくとも無意識的にはつかめているだろうから。
しかし、あなたは論文本試験現場で、上記のようなくり返し解いている問題に似た問題だけでなく、初めて見る問題にも必ず直面する。
このとき、初見問題にも対応できるような普遍的な処理手順を使う訓練を怠っていたことを後悔するだろう。
「絶対に合格する」というのは、どんな問題が出ても(全科目合計で)合格点をとるということだ。
それを目指すなら、どんな問題でも同じように解く訓練を積むことの価値を軽視してはならない。
予備論文が近づいてきたが、特に勉強が進んでいる人の個別相談で、このような油断?が相次いで見られたので、注意喚起しておきたい。
もちろん、4A(を具体化したパターン)等を、合格可能性をさらに高める方向に進化させるのは問題ないけど、受験生時代にそこまでやるのは明らかにやりすぎ=無駄(だったと私自身の経験に照らして思う)。
合格後に、うちの講師としてやってほしいです。