最近、2014年合格目標の4A基礎講座の、質問メールや個別相談等のフォロー制度の期限(2014年7月末)が切れている方から、
・4A基礎講座の講義内容に関する質問
・一般的抽象的な法的知識に関する質問(4A基礎講座の講義内容に関する質問かどうかは曖昧で判別困難だが、私ならば、4A基礎講座使用テキストを使って回答するような質問)
をいただきました。
私は、受講料を払ってそれらの質問をしている受講生との公平性を図る観点から、ご遠慮いただくように回答したのですが、その方から、
・一般的な勉強方法についての質問
も、「やはり公平の観点からだめなのでしょうか?」と質問され、う~ん…と悩んでしまいました。
なぜなら、一般的な勉強方法の質問を、4A基礎講座等の個別フォロー制度でしてくる方もいるので、そういう方との公平性も問題になりうると思ったからです。
また、そもそもネット上なので、4A基礎講座を受講されている方なのか、そうだとしてもフォロー制度の期限内の方なのかどうかも、突き詰めると確認しようがありません。
以上の問題点に気付いた私は、TACの担当者に検討してもらい、それを踏まえて、以下のとおり決断しました。
当ブログでは、
①4A基礎講座等で、私が講義で話した内容やテキストの内容に関する質問・相談
②一般的な法的知識に関する質問・相談
には、原則として回答できません。
それ以外の質問・相談(勉強方法についての質問・相談も含む)には、もちろんその内容にもよりますが、回答できると思います。
理由は、以下のとおりです。
(a)
4A基礎講座等の受講生は、払った受講料の対価として上記①②をしているのに、当ブログで上記①②をすることを認めるのは、不公平が生じる可能性がある。
(b)
確かに、4A基礎講座等でも、払った受講料の対価として、勉強方法についての質問・相談をされることは結構ある。
しかし、当ブログは、受験生~合格者講師~修習生~弁護士~予備校講師たる中村充の個人ブログとして、4A基礎講座等が始まるずっと前から、勉強方法等についての質問・相談を受け付けており、4A基礎講座等の方がむしろ後発である。
そうすると、4A基礎講座等の申込み時に当ブログを知っていた方ならば、私が当ブログでも勉強方法についての質問・相談に回答することを覚悟していたはずである。
これに対し、4A基礎講座等の申込み時に当ブログを知らなかった方は、不公平を感じるかもしれないが、私とTACとの間の契約上、当ブログが排除される根拠はない。
(c)
当ブログでのコメント欄を利用した質問・相談に回答するには、アメブロの仕組み上、その質問・相談を公開しなくてはならないようになっている。そのため、プライベートな情報を含めて質問・相談することはためらうのではないだろうか。
これに対し、4A基礎講座等の質問メールや個別相談は、公開されることがないため、プライベートな情報を含めて個別具体的・総合的に質問・相談し、回答を得ることができる。
ただ、上記①②の質問・相談に対する回答が、プライベートな情報を含めるかどうかで異なるケースは考えにくい(少なくとも、私はそのようなケースを経験していない)。
しかし、勉強方法に関する質問・相談は、プライベートな情報を含めない一般的抽象的な質問・相談に対する回答と、プライベートな情報を含めた個別具体的・総合的な質問・相談に対する回答が、異なる場合がある。
とすると、
上記①②の質問・相談は、当ブログのコメント欄で質問・相談しても、払った受講料の対価として4A基礎講座等の質問メールや個別相談を利用しても、それに対する回答が変わらないから、上記(a)の理由が妥当する。
他方、勉強方法に関する質問・相談は、当ブログのコメント欄で質問・相談するより、払った受講料の対価として4A基礎講座等の質問メールや個別相談を利用する方が価値が高いから、少なくとも客観的には、必ずしも両者間で不公平が生じているとはいえない。