来るH26予備試験の論文本試験現場で手元にある「予備試験用法文」の登載法令が既に発表されている(http://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji07_00008.html の一番下)ので、受験する方は、ザッと目を通しておいてください。
今年特に注目すべきは、
・自動車運転関係の犯罪(旧刑法208条の2・211条2項)が、刑法から「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」に移された(短答本試験直後に施行)のに、「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」の登載がない(ので、今年は同法律からの出題可能性はほぼゼロ…施行時期が論文本試験直前だからかもしれず、来年以降は不明)
・これまでは問題文に掲載されていた弁護士職務基本規程が登載された(法律実務基礎科目の論文本試験現場で焦らないでね!)
点です。
ちなみに、これまでの変化も紹介しておきます。
・平成24→25年
非訟事件手続法・仲裁法・家事審判法が削られた(理由はいまいち不明:非訟事件手続法が削られたのに、平成25年民訴法で、非訟事件手続法が関係しうる債権者代位訴訟が出題されたのは、やや不意打ちだったりする…不意打ち防止は、民訴法における普遍的価値なのにね)。
・平成23→24年
「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律」が削られた(出題可能性なしと判断したのだろう)。