論文作成メソッド講義(科目ごとの受講はできません)と、

法律アプローチ講義+法律基本科目答練を必要な科目分だけ

受講することをオススメしています。


○基本コンセプト
・これらの講座は全て、昨年度、TACで実施したインプット講義(法律基本科目講義)各科目を既に受講した人が、各科目の法律基本科目答練にスムーズに移行し、同答練を100%活用できるようにするために作ったものです。インプット講義だけで論文式問題が解け、論文答案が書ける人は皆無に等しいので。
・これらの講座の狙いは、全体として、4段階アルゴリズム(4A)を用いて論文式問題を解き、答案を書く力を短期間で飛躍的に向上させる点にあります。

 まず、論文作成メソッド講義で、各科目の論文式問題を解きながら、答案を書くための方法論を学び、これを法律アプローチ講義の予習講義で試用します。その上で、法律基本科目答練で実践し、法律アプローチ講義の復習講義でその効果を確認します。


○論文作成メソッド講義
・回数:1科目当たり3時間×法律基本7科目
・受講料:3万円台

・内容:科目ごとの論文解法パターンを4Aを用いて学ぶことによって、各科目の特徴に基づいた「問題文の読み方」「答案構成方法」「答案の書き方のイメージ」を把握する講義です。また、各科目3問(行政法だけ4問)ずつの予備試験・法科大学院入試の過去問等を解きながら講義を進めるので、論文解法パターンの使い(分け)方を実践的に習得できます。


○法律アプローチ講義(1回当たり3時間:全47回)
・基礎講義:憲法5回、民法9回、刑法7回、商法5回、民訴法4回、刑訴法4回、行政法3回(全37回)
・応用講義:公法系3回(憲法総合、行政法総合、公法系総合)、民事系4回(民法総合、商法総合、民訴法総合、民事系総合)、刑事系3回(刑法総合、刑訴法総合、刑事系総合)
・受講料:全てとると17~20万円くらい。逆に、たとえば基礎講義行政法だけだと1.5万円前後。

・内容:まず、法律基本科目答練の復習講義をします(各科目の初回は、各科目の答練がまだ始まっていない段階なので復習講義はなく、いきなり下記予習講義から始まります)。その際、4A基礎講座の知識集中完成条解テキストの前身である条文単位のレジュメ(条解テキストと比べると、かなり粗いです)を配付しますが、講義中はほとんど使わないので、ご自身で活用してください。

次に、法律基本科目答練の予習講義として、まず、次回の答練の指定範囲内の論文式問題(予備試験・法科大学院入試・旧司の過去問等)を、時間を測って答案構成していただいた上で、その解き方・答案の書き方を4Aで解説します。最後に、論文式対策にも役立つ短答式問題を演習します。


○法律基本科目答練(※今年度の4A基礎講座パックに含まれている法律基本科目答練と同じ。)

・基礎答練:法律アプローチ講義の基礎講義と同じ回数

→法科大学院入試レベルの基礎的な問題を、比較的狭い範囲指定で出題します。論文作成メソッド講義で習得した論文解法パターンを確立し、どのような問題でも安定して使えるようにします。

・応用答練:法律アプローチ講義の応用講義と同じ回数

→法科大学院入試の難問や予備試験レベルの、範囲・科目横断的な応用問題を、“民法総合”といった広い範囲指定で出題しますので、本試験直前期のシミュレーションができます。併せて、基礎答練で確立した論文解法パターンを、応用的な問題でも使いこなせるかを確認してください。

・受講料:全てとると19万円前後。逆に、たとえば基礎答練行政法だけだと1.5万円前後。

・答練:本試験過去問を徹底分析した上で作成した論文式問題(予備試験・法科大学院入試だけでなく、司法試験でも結構的中していたりします)を、2問120分という標準的な制限時間で解き、答案を作成していただきます。毎回、目標を立てて目的意識を持って答練に臨めば、飛躍的に実力が向上していきます。

・解説講義(60分):私が、4Aに基づいて、答練問題をどのように読み、どのように解くべきだったのかという実戦的な解説講義をします。自分の問題の読み方・解き方と照らし合わせて、パターンの使い方を実戦対応にしていきます。


※各講座の受講料の詳細は、TACの方にお問い合わせください。正確な受講料(表になっています)を文章で表現すると、どうしても分かりにくくなってしまうので、アバウトな紹介にとどめています。

※論文作成メソッド講義・法律アプローチ講義で扱った問題と、4A基礎講座で扱う問題は、一部重複しています。そのため、同じ科目について、この両者を受講することは、あまりオススメできません。