昨夜、大好きな現代音楽(スティーヴ・ライヒ)を聞きながら、Sさんが貸してくれたニーチェに関する本を味わって読む、という贅沢な時間をすごした。
いやもう至福を感じてしまったよ。
やはり、普段は時間に追われているんだね。
専業受験生は、24時間365日ずっと休みでもあるけれど、24時間365日ずっと休みなしとも言える。
自分で選んだ道だけど。

あと思ったのは、法律書と一般図書では、読み方が違うんだなあってこと。
一般図書では、いい本・おもしろい本の場合は、色々なことを連想しながら読んでいるようだ。
自分ならどう考えるか、自分の経験ではどうだったか、今の社会ではどうか、あの場面に応用できないか、などなど。
情報を摂取するというよりは、文章と対話するという感覚が強い。
これに対し、基本書などの法律書では、情報摂取のために読んでいるという感覚が強い。
俺は基本書などを主に辞書的に使っているから、余計にそうなのかもしれないけど、ある法制度をうまく操作する説明書を見ている感じ。
我妻先生や坂井先生の本は、一つのartと捉えて味わって読むけど、それでもartisticな説明書という感じかも。
「読む」というより「見る」、「対話」というより「教えてもらう」。
ニーチェさんとは一緒に酒飲みたい(笑)けど、我妻先生や坂井先生には師事したい、という感じ。
法律の世界は、技術的な職人ギルドだからかな。
ま、どちらの世界も違った意味でおもしろいと思う。

今日は、どうせ口述の勉強をやる気が出ないので、新司法試験のプレテストの択一をやってみようと思っている。