自作論証を題材にして、答案の流れが自動的に目に入ってくるように、自分なりに色分け的な加工をした例。
あくまで、俺個人の感覚による、俺個人の合格可能性を上げるための、1つの例にすぎないことに注意。
こういう記憶ツールは、自分で試行錯誤を重ねながら、自分なりのやり方を確立していった方が、自分の目的と記憶特性に合うものができて、急がば回れなんじゃないかと思う。

○答案加工例
・「署名の周知性・慣用性の要否」
~という名称は、振出人・裏書人の署「名」(75条7号・13条1項※条文番号をそれぞれ楕円で囲む)にあたらないのではないか。同規定(※楕円で囲む)の署「名」に周知性・慣用性が必要かが[問題]となる。
 [そもそも]、振出人・裏書人の署名が要求された趣旨は、手形面上の記載から手形行為者が誰なのかを判断させ(、手形取得者不測損害がないようにし、[もって]手形の流通促進を図)る点にある。
 [とすれば]、手形面上の記載から手形行為者が誰なのかを判断できるようにする必要がある。
 [そこで]、署「名」にあたる[には]、手形行為者自身の名称と判断できる程度の周知性・慣用性が必要と解すべきである。
 [本問]~
 [よって]、~という名称は、振出人・裏書人の署「名」にあたらない。

「」〔〕は、本来は水色。
文字は、本来は、文字の下に緑波線。
※[]は、本来は四角で囲んでいる。
※全て、消せる色シャーペンでやっている→試行錯誤しやすい。

○少し補足
・答案の骨格から肉付けをしていくという感覚を、答案書きの中だけでなく答案加工中にも訓練する
・ミルフィーユ方式
という観点から、1問の答案について、
①条文、問題提起・結論、接続詞を加工しつつ読み流す
②要件・規範、定義、原則例外を加工しつつ読み流す
③趣旨などの理由づけ部分を加工しつつ読み流す
というふうに、加工しながらザッと3周していたときもあった。
肉付け感覚が身に付いてきたら、手順を崩してテキトーにやっていた。