まだあまり分析していないが、今年の択一本試験の反省を少々。

①S56~の過去問を完璧にしすぎて、機械的で硬直化した思考しかできなくなっていたこと。そのためか、初見の本試験問題について見落としが多かったり、特に民法で利益状況がなかなかつかめなかったりした。

ただ、今年の本試験は全科目にわたって、ミス等を誘発するようなつくりになっていた気がするので、そのせいかもしれない。この点について、やはり詳細な分析が必要なようだ。

対策としては、まず今年の本試験分析。
そして3月中にS56~の過去問を完璧にしておく。で、4月はS36~の過去問や今までに蓄積した予備校問題などで、初見問題に対する柔軟な思考を回復。4月末あたりから、直近過去問を年度別に解くのを含め、またS56~の過去問に戻る。
…というのを今のところ考えている。本試験分析の結果次第で変わってくるだろうが。

②正解が出たら次に行くという割り切りができず、少し時間不足になってしまったこと。

「今年の択一に落ちたら司法試験やめる」というスローガンのためか、臆病・慎重になりすぎてた。
来年も絶対落ちられないという気持ちになると思う。今年よりプレッシャーが大きくなる可能性も高い。
だから、割り切りの訓練をしておく必要がより大きい。
あと、「試験を楽しもう」というスローガンのためか、問題を細部まで味わって解いてしまったということもある。
さらに、今思いついたんだけど、過去問を完璧にした弊害がここにも出てきてるのかもしれない。つまり、「完璧にする」=全ての肢・穴等について反射的に最短経路で思考して正解を出せるという状態だったので、全ての肢・穴等を検討する癖がついてしまっていたのかもしれない。

対策としては、1問ずつ解くときは「完璧にする」が、60問単位で解くときは、正解が出たら終わりにする。1秒でもいいから、時間を余らせる。
そして、60問単位で解く訓練を定期的にある程度積んでおく。

今日のアタック60は、この正解・結果指向の訓練をするという目標のもとに受ける。
もちろんF択をタダで受けられる割引狙いもあるけど。今年こそは合推取りたいなあ。