昨日は90問。
特に弁済の提供がらみの問題でひっかかってペースダウン。
毎年そうなんだよね。ここらの要件効果構造が、未だに整理できてない。
過去問間の整合性に疑問があるものもあるし。
あと、物上保証人からの抵当不動産の第三取得者は、保証人に対して代位できるとずっと思ってたんだけど、これは有力説にすぎないということを発見。

「暗記より理解」とよく言われる。去年までは俺もそう思っていた。
でも、これは誤解を招く表現だと思う。
択一では、過去問と全く同じ肢さえも出る以上、それを覚えていれば理解せずとも点が取れる可能性が結構ある。
論文でも、皆が書くフレーズを覚えて書けば、深く理解をしている人との差はせいぜい印象点程度だろう。

とすると、合格点を取るための優先順位としては、理解より暗記の方が高い。
理解といってもどこまで深く理解するかは幅がある以上、それにかかる時間を計算できないし。
だから、ゴリゴリ暗記できる能力・気合のある人は、暗記してしまうのが最も早いと思う。

ただ、複数の知識を一つの上位概念(趣旨など)に結びつけるような、知識を暗記しやすくする理解は有用。
また、暗記した知識を使いこなすための理解も有用。

「暗記より理解」というのは、こういうことを言っているだけなのでは。
つまり、暗記に資する理解は有用だ、ということにすぎないと思う。
とすると、あくまで暗記が主、「理解より暗記」。

そこをあえて「暗記より理解」と過度に強調するのは、暗記に走る人が多いからなのだろうか。
暗記が大っ嫌いな俺には信じられないことだ。