◎合計:213点/350点=61% 118位/1874人

 ○公法系:50点/100点=50% 853位/1874人
  ・憲法:38点/53点=72%
  ・行政:12点/47点=26%
 ※時間は5分ほど余り、数問見直してタイムアップ。

 ○民事系:96点/150点=64% 215位/1874人
  ・民法:48点/74点=65%
  ・商法:18点/36点=50%
  ・民訴:30点/40点=75%
 ※残り10分ほどで1周目が終わり、飛ばした10問くらいを急いで解いた。

 ○刑事系:67点/100点=67% 22位/1874位
  ・刑法:30点/50点=60%
  ・刑訴:37点/50点=74%
 ※時間足りず、ちゃんと解けなかったのが5問。

という結果になりました。各系統内の科目の分類は、混ざってたり曖昧だったりする問題については、メインがどこかを俺なりに考えてやりました。

思ったよりできた、と感じる。
テクが通用しない問題が多いとの噂を聞いていたので、ひどい点になると思っていたから。
でも、肢の組み合わせ・背理消去、肢同士の比較、争点整理、国語的論理などが使える問題も、それなりにあった。
1212問題とかはきつかったけどね。あと1肢合ってれば点がもらえたものなんかは、すごく悔しい。

全体的に、点の取りやすい問題と取りにくい問題の区別をつけやすい、という印象を受けた。
少なくとも今回は、そこを見極められた人の勝ちじゃないかな。
両訴で、点の取りやすい問題が多かったのが意外。

あと、現行の各種過去問は、やはり今のところ最も有効な対策だと思った。
択一・論文・口述過去問で見たことある、と思ったものが結構あったから。

俺が対策を立てるならば、まず現行過去問をつぶす。
そして、問題の見極めなどの現場戦略・戦術を鍛えるため、また他の受験生に相対的に負けないようにするため、予備校答練を受ける。
そういった問題演習の中で、制度・条文・定義・趣旨・要件・効果・判例といった「基本」事項を、浅く広く網羅していく。
で、余裕のある限り、まず択一六法・CBOOKなどの予備校本、次に基本書・判例六法・百選などにザッと目を通す。
結局、現行の勉強法と大して変わらんことになるような。
ちゃんと分析はしてないけど。

新司法プレ択一をやろうと思ったきっかけは、ロー生の友人が対策に悩んでいたので、「教える君」として何かアドバイスしたいと思ったこと。
でも、特に下三法の問題は非常に勉強になったので、自分自身のためにもなった。
下三法、こういうことを考えて出題してるのか~みたいなことが、おぼろげながら見えてきたような気がする。少しね。
口述対策としても、それなりに有効かもしれない。
俺と同じく現行一本の人にも、おすすめです。

やってて一番おもしろいと思った問題は、民事系の第57問。
欠席、通常共同訴訟における主張・証拠共通、証明責任の分配などが絡み、主張・証拠レベルの峻別など、超基本の理解まで問われる事例処理問題。
すばらしい。新司法試験出題者にも、artistはちゃんといるね。