片手バックハンドはケガのリスクが比較的高いと思います。
両手→片手は可能だけど、片手→両手へ戻すのは不可能に近いと思います。
ですので片手バックハンドの挑戦は軽い気持ちでやってはいけないと思います。
反面、数年を経て完成された片手バックハンドはフィジカルを求められない→戻れないほど楽ができる打ち方です。
両手バックハンドへ集中して配球するのは相手のスタミナを削ぐ意図もあるかも知れません。
両手バックハンドの課題が克服できない、あと1ポイントのところバックハンドでミスるなど明らかにバックハンドに問題があり解決の糸口さえ何年も見出せないなら少しずつ片手バックハンドに挑戦するという方向性もあると思います。
片手バックハンド完成までの道のりは、、、
(両手打ちで高い打点も強打できる前提で話を進めます。)
①フェデラーをまねる、しっくりくるまで1年かかると思います。→しかし薄いグリップなので高い打点に苦労する
②ワウリンカ様をまねる。これで(両手打ちよりも)高い打点に対応できるようになる。→しかし低い打点に苦労する
③エナン女史をまねる→体軸を地面に垂直ではなく傾けながらインパクトをむかえることで厚いグリップによるデメリットをカバーする(大坂なおみ選手のフォアも体軸を傾けることで、厚いグリップながらも低い打点に対応するだけでなくよりパワーを生み出している、、、と思われる)
④エナン女史をさらにまねる→テイクバックの際、フリーハンドでラケットを引っ張り(つまりガングリップになる)、その後ラケットダウンをフリーハンドの力も借りてスイングスピードを上げる(伸びて弾まないスライスに対応できる、ここまででおおよそ巷で指摘されている片手打ちのデメリットが解消されると思います。片手打ちは打点が1つしかないという指摘については体軸を傾けることで点ではなくエリアにすることができると思っています。)
⑤グリップから小指を落とすことで仮想的に0.5インチロングにしてさらにパワーアップ(←今はココです。両手打ちでも有効なパワーアップ策だと思ってます。)
ここまで到達できればひと頃流行った、体力を意外に削がれる回り込みのフォアをする必要がなくなると思います。かくして片手バックハンドはジジイの味方ってことなんですね。
ちなみにシャポ兄のジャンピングバックハンド、実はあまり威力が出ません。派手なのですが膝にきます1試合に2回が限度です。