この時期は婚礼シーズンで、結婚式の撮影→編集の毎日です。
ありがたいことです。

結婚式は、本当におふたりの育った様子がよく分かると思います。
おふたりらしく…おふたりの為の…と言いますが、私は育ててくれた方への花向けでもあると思います。
私はこんな素敵な人に囲まれて、大きくなりました。と見てもらうものでもあると思います。
例え伝えたい人がその場に居なくても、目でただ見るのはなく「みて」もらえると思います。
その おふたりの気持ちが強いほど、私は何度現場へ行っても熱い気持ちになります。


よく、この人は婚礼を知らないね。
と…新人の方や業者へ向けて業界の方は言います。
確かにそのニュアンスはわかります。
新しいことを嫌っているのではありません。
そこにあるものを大切にしているかどうか…というところでもあると思います。

全てに通じると思いますが、
そこにあるもの ただあるものを大切に大切にしていけば、それはカタチになると思います。


ご結婚されたおふたりを大切に、
おふたりのご家族を大切に、
お祝いに来られたゲストを大切に、
お式をつくるスタッフを大切に、
今 流れている時間を大切に、
そして撮影している自分を大切に…。
私は、私のフィルタを通して(どうしても通るので…それがプラスになるよう願い)おふたりの見たい1日を記録する。
それが私の指名だと思っています。


私は、昔 婚礼の撮影は映像の末端の仕事だと言われた事があります。
私はそれを言われて、全く何も感じません。
そんなことはない事を私が一番知っているからです。
私は、ある特定の方へ向けて撮影や編集をして映像を制作出来ることを誇りに思います。
本当に素晴らしいお仕事をさせていただいていると思います。


そりゃ、疲れることもあるし 落ち込むことも人間なのでありますが…
でも、私は私のこの思いをずっと大切に思い続けて お仕事させていただきます。
夜中に文章を書くもんじゃないですが、
今、思っている思いを 今、書きとめたかったので…失礼しました。