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暑いです。もうこの言葉が出てきてしまいました。今からこれでは夏はどうなるんだろう。

着物、着られるかしら。

先日着たのは単衣、襦袢はもう麻の襦袢。

この日も着たのは袷ながら襦袢は麻。

これでやっとまあまあなんとかです。



今日は藝大美術館の大吉原展へ。



浮世絵の着物の柄に見入りました。

展示物が沢山あって見応えがありました。



終わりの方に撮影OKのある館の模型が。

お人形は辻村ジュサブローさん。

これが素敵で。











宴会場の中の再現も完璧。

各部屋の屏風も綺麗ですね。







大きな階段は必ずある感じですね。



人形のビデオがあるんですけど、人形の表情、紅の差し方、後れ毛、衣装、髪型、とても良く作ってあります。

いつまでも見ていたくなります。


この展覧会は開催に対して吉原を美化しているという炎上があったとの事。

私はまったくそんな風には受け取らなかったですが。

吉原は政府公認の遊廓。

悲しい歴史だけど、事実あったわけで。

女性や子供が生き方ましてや仕事なんて選べなかった時代。

大概がダメ親の借金の肩に遊女になるしかなかった。そういう悲しい歴史も知る必要もある。

遊女になっても芸を磨き、知能を磨いて最高峰の花魁になる。そうなれば男を選ぶ立場になる。

花魁を美化するのではなく、その置かれた中で努力して上を目指す女性のプライドは凄いと思います。

美化するとしたらそのプライドじゃないかな。

浮世絵は素晴らしい。

活き活きと当時の風俗、ファッション、嗜好、流行り物など一目瞭然。


鏑木清方の樋口一葉の絵がありました。

樋口一葉といえばたけくらべ。

主人公の美登利が遊女になる前の少女時代の淡い恋を描いたお話。相手の信如も僧侶になる為、結ばれぬ恋という切なく美しく悲しいストーリー。

久しぶりに読んでみようかな。


みんな運命が決まっていた。

今は選べる。

この展覧会を吉原を美化しているなんていうなら思考が偏り過ぎですね。

私的にそんな事に思いを巡らす展覧会なのでした。




今日は薄羽織を。




陽射しが強いので伊勢のおはらい横丁で自分のお土産として買った日傘。

羽織の色と合いました✌️中黒で涼しい🤗




着物は伊那紬。

だいぶ昔に買って、証紙が無いので覚えてないのですが、呉服屋さんでは皆、伊那紬と言われるのでそうだと思います。

青の濃淡が気に入り購入しました。

帯は2年くらい前に購入したくんやさんの紅型です。たれの青の色と魚の柄が好みです。

この着物と帯の組み合わせは4月下旬から5月に着たい組合せ。

夏に向かう爽やかさを着たい。

爽やかさとは裏腹に真綿感のある伊那紬は少し暑いんですが😅