フェライト円盤とキャプスタン軸受を取り外すとこの状態になります。
このレバー(リンク)はヘッドプランジャー(PM1:ソレノイド1)に引っ張られてPB/RECヘッドを持ち上げます。
こちらはピンチローラープランジャー(PM2:ソレノイド2)に引っ張られてヘッドが持ち上がった後、最後のひと押しとしてピンチローラーをキャプスタン軸に押し付ける働きをします。
ヘッドプランジャーやピンチローラープランジャーの位置を変更する即ち取り外した場合はサービスマニュアルに従って動作範囲に収まるように調整する事が必要になります。(ピンチローラープランジャーの動作範囲はサービスマニュアル通りにならないですけど・・・)
特にピンチローラープランじゃの「最後のひと押し」の動作を理解していないと正しくテープ搬送出来なくなりますのでご注意ください。
さて、場所は変わって表面となります。
全体的に鈍く輝いていて地の色なのか汚れているだけなのかよくわかりませんが丸裸にしてコキコキ磨いてもあまりきれいになりません。
このアルミ製ベースプレートは驚くなかれ3mmの厚さがあります・・・。
物凄く硬いのでまさかの7000番台でしょうか(そんなわけないか)。
ヘッドブロックプレートは2mm厚。
ヘッドとかベアリング機構を取り除くとこうなります。
(清掃後)
組み上げるとこんな感じ。
耳のようなものに窪みがありますがここにヘッドブロックを地板に押さえつけるための板バネの力を受けるニードルローラーが入ります。
更にこのヘッドブロックプレートと3mmのベースプレートの間に3つのニードルローラーが入ります。
↓耳に入るニードルとヘッドブロックとベースプレートの間に入るニードルローラー。
ニードルローラーと言うトコロに意味があります。
よくあるボールタイプのベアリングの場合、力を受けるのは「点」になります。
ニードルローラーの場合は「点」ではなく「線」で力を分散しますのでボールタイプを凌ぎます。
上下運動を繰り返すと「点」で受けた力によってベースプレートに溝が掘られてゆきやがて溝は深いものになります。
そうすると初期の頃から比べて所謂ヘッド高も下がってしまいます。
正しい状態にするにはテープパスを確認するテストテープでは役不足で専用の工具が必要となります。
テープパスを確認するテストテープはカセットの宿命であるハーフの精度に依存し経年劣化しますので目安にはなりますが絶対的な基準になりません。






