こんばんは。



ご主人様の会社のお隣の農場のお話です。



ご主人様のトコは肥育専門ですが、お隣は繁殖から肥育まで行います。



つまり妊娠中の母牛さんや子牛ちゃんもいるわけです。



乳離れしていない子牛ちゃんはお母さん牛と一緒にいます。



その、お母さん牛が口蹄疫に感染してしまいました。



お母さん牛は口の中や回りが痛くて餌を食べる事ができず衰弱してしまい、横たわったまま動けなくなってしまいました。



子牛ちゃんは人影を見つけるたびに、まるで



「お母さんを助けてー!」



と、訴えるかのように鳴き叫ぶのだそうです。



何もしてくれないと分かると、お母さんの顔を舐めたり、立ち上がらせようと必死になるそうです。



小さい子牛ちゃんが、お母さんを助けようと必死になっているんです。



親子って凄いですね…。



政府の方は、たかが家畜という認識しかないでしょう?



ちゃんと感情を持っているんですよ。



出荷される時は涙を流して泣くんですよ。



この子牛ちゃんも発症するのは時間の問題だと思われます。



殺処分まであと数日の命。



「俺んトコは親子がいない分、まだましかもしれんなぁ」



小さい声で呟いたご主人様。



耳に入ってくるのは、こんな辛い話しばかりです。



本当ならお母さん牛と楽しい幸せな日々を過ごしてはずなのにね…。



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