気が付くと、丁寧にも布団に寝かされていた。
(親は仕事で、弟は恨めしい程のリア充生活で居ないハズ……)
『目が覚めたか?』
「おまえは……もう一人のボクなのか?」
『なぜ疑問形なのだ?』
「俺はそんなに細くない!!」
『言ってて悲しく無いのか?』
ああ、悲しいさ。
『体型の談義はいいとして、おまえの願いを一つだけ聞いてやる。』
「こんなのって……あるのか?」
とっさに、近くのタンスに頭突きをしてみる。……痛かった。
「じゃあ……」
『一回たけだからな……』
「残り少ない青春を満喫したい」
『だから?』
「フラグをバンバン乱立できるギャルゲの主人公みたいになりたい」
『フム……わかった』
そう言うと、相棒(?)は俺の両手を握りだした。そして何かを唱え始めた。
『ブツブツピザブツブツラーメンチャーハンチャーシューブツブツ』
……多分呪文(?)なのだろう
『終わったぞ。寝て起きたらお前も主人公だ。そして俺はデ〇アゴス(ryの世界に帰らせてもらう。』
「ああ!ありがとうな」
『頑張って生きろよ。』
「へ?」
そう言うと、奴は視界から消え去ってしまった。パズルももう首には無い。
(まあ、寝れば分かるか。)
そう思い、その日は早く寝た。