痛い。今日の一字痛。
でも、さっき合う痛み止めの点滴が処方されて、
それが効いてるうちに書いちゃう。
その理由は、昨日の事。
いつものように担当外科医がきて。
医「あら馬さん、体調どう?」
あ「はい、痛みなくなりました。」
医「数値はすこぶる悪い。ビリルビン17」
へ?
毎日朝夕来てくれるの執刀医チームの顔が険しい。
朝から緊急造影CT
確かに身体が熱い、腹が痛い。
感染症か?疑わしきを罰する為
付いてる管
尿道カテーテル
動脈カテーテル
静脈カテーテルが一旦抜かれた。
本人わーい🙌肋骨の違和感無くなった!自由だー!!
って話じゃ無いようだ。
次は感染チームが来訪。「感染症の心配があります。全部の管検査にまわしますね。」
次は精神科睡眠チーム。
「毎夜眠れてないですよね」
あら馬「入眠剤に勝っちゃうんです。」
睡眠「次はこの入眠剤使ってください。」
で、担当外科医
「あら馬さんの今入ってるドレーンが詰まってるし、あと、何箇所か腹水が水溜りのようにいろんな所にたまって、今の管じゃ肝臓の裏の直径4cmくらいの腹水が引けないから、もう一本入れます。身体の膿や怪しいもの全部取ろうという方針になった。」
げ!
次は消化器内科チームで再手術することに。
コイツですよ。
ここ数年やけに寄り付くコイツ。
胆管に入れる時は呼吸と共に動く胆管内にはりをドンピシャホールイワンする為、意識のある状態で、
医者の合図で呼吸を操りながら、表皮と痛み止めで押される感覚有りの状態で入れる。私はこれが翌日痛い事をしってる。切腹の痛さ。介錯は実は優しさだと言う事を知ってる。
既に絶望。
緊急で入れた処置だから
いつ処置室が空いて順番が来るのかわからないのも、結局最後の枠になるのも、一日ご飯食べられなくなろうことも心得てた。
だが、ICUの肝移植の常識を知らなかった。
いやいやいやいや、
肝臓処置後麻酔で眠らされてそんなすぐ起きれた記憶ない!!
食べるの怖い!!
免疫抑制剤は飲む時間が決まってて処置中になっちゃう?12時間置きに飲むのに超えちゃう!いいの??
あー頭パニック。
呼ばれて処置室へ。
予想通り、痛み止めと表皮麻酔。意識のある最中にだ。眠らせてくれない。
痛っ。
0歳時の手術痕に表皮麻酔は効かない事を知る。サイアクだ…緊張が終始走り回る
肝臓の裏になんか固い管進んでんなぁーがわかる中終了。
数々の手術を得意をして来たが、
今回は寝てないのもあってか1番緊張した。緊張が解けなかった。
処置台の枠を終始ずっと握りしめてたから指が痺れてる。
お迎えのICU看護師に
「怖かった!!ビビっちゃったよー。」
44歳のオバチャン甘える
大丈夫ですよー。みんなやってる処置だから。
どこのみんなか知らんが、凄いな。
でも本当に凄いのはICUのベテラン看護師の絶対的信頼度。
患者の病状の変化を直ぐにキャッチして、担当医に連絡。
私も移植患者は糖尿になり易いと言われ「これは何?」と納得しないと薬が飲めない面倒な私にもしっかり説明してくれて。忙しいのに。とにかく、落語界で言うならT師匠‼️気遣い方、察し方、明るさ、的確さ。対応能力。
自分の部屋に戻って緊張を解いたのは、
ご飯のにおいだった。
お腹空いた。術後すぐ食べれるんだ。
ICUベテラン看護師が言った通り。
時間外で食事を取っておいて下さったので、食べられた。安心感が本当に身に心に沁み渡った。
もうどこかの皆さんも、ICUベテラン看護師も凄、いや素晴らし過ぎる。
でも長い一日はもうちょっと続く。
本日。ほれ来た。痛み。
また眠れない一日が始まる。
で、合う痛み止め探しー。
朝の回診で担当外科医に訴え、
肝臓を痛めない痛み止めを処方。
やっと効き出した。昼11時に昨夜の隣りの処置室で管交換。「もうこれでやる事やったから。」と担当医。
ハラハラ2日間はやっと、
終わっ、、、てないのよ。
管が身体に馴染むまではまだ痛む。とんでも無く痛い。
どこに痛みが来るか。肝臓も、痛みも腹水の出方も読めない。
とにかく今の痛み止め、は合う。痛みが消えた。
やっと会えたねby辻仁成
どんな心配事があっても眠れるのに眠れない日々に終止符を打つ痛み止めに会えた。
ただ中毒になり易いとのこと。
でも、もう私が信じるのはこの絶対的医療チーム。
上手に使って今日こそ眠らせてもらうんだいっ!!