三遊亭栄馬師匠、急性心筋梗塞のため77歳で死去


入院6日目は検査はないけど、胆管炎で発熱。
もう解熱剤のカロナールは毎日飲むこととなりました。

栄馬師匠は、
私が前座2年目まではよく寄席に出られてて。
足が悪くてらっしゃるので、
栄馬師匠がいらっしゃると、
すぐ前座は椅子を出して。
着付け前に電動髭剃りで髭を剃り始めるので、
それを合図に、着物をカバンから出して。
なんて前座ルールがあったり。
畳の間の新宿末広亭楽屋に足の悪い、圓輔師匠宮田章司先生栄馬師匠という顔付けになると、三脚必要なので前座は椅子探しに奔走するという。
コロナ前だったので、研修お囃子さんで4名の時もあり、7脚椅子が並ぶリビング状態の時もあったり。
楽屋では余りお話しされず、
たまに目で呼ばれて、そばに伺うと、
「電池買ってきて、新宿三丁目の丸井の●階にダイソー入ってるから。」
なんてお声が聞けると嬉しくてキラキラ
てか、栄馬師匠丸井アネックスに詳しい!若いな。びっくりびっくり
なんて思いながら買い出し行った事も。
ある時咳が止まらなくて「飴ない?」
と聞いていらしたので、一個飴を差し上げたら、
栄馬師匠がありがと。と100円くださって。
丁度うちの師匠とん馬が隣にいたので、
「師匠、栄馬師匠に頂戴しました。」
と、報告すると、
「舐めんなってか?」
ニヤリニヤリニヤリニヤリ
師匠が「栄馬師匠がギャグ言うのも久々だ。しかもあんな笑顔で。あら馬でかした!と喜んでて。え、どこが?
「飴の舐めんなと、100円ごときの舐めんなをかけてんだよ。」
はぁー、、、名人ギャグは深い。
でもあの時笑顔は忘れません。
その100円玉は使えずに家にストックしてあります。
御冥福をお祈り申し上げます。