若い頃 会社で先輩と好きな映画の話になり 自分の好きな映画はなんだったか忘れたけど
先輩は 「なんといっても 断然 男と女 に
決まってる」と言われ 
その映画について 熱く語られた

随分 古い映画だったし もう映画館で上映される事はないだろうと思い そのうち
忘れてしまったのだけど
ある日 映画館の前を通ったら 何故か上映されていて 時間もあったので 観てみた

さすがフランス映画 音楽も映像も おしゃれで 全く古さを感じさせず 夢のようだったが 

断然魅力的だったのが 
主演のアヌークエーメ

それまでの人生で あんなに魅力的な
大人の女性を見た事がなかった!
そう 大人の女性であって おばさんではない!
中年女性=おばさんという式に当てはまらない人を初めて見た!
やたら   !  がつくんだけど
とにかく その時の私には衝撃だった
若いという事に優越感を持っていたその時のあさはかな私は
見事 木っ端みじんに打ち砕かれ 穴があったら入りたいくらいの気持ちになった

もちろん美人ではある 
うつむき加減になった時の顔も 正面から真っ直ぐ相手を見る顔も 見事 完璧
けれど それだけではなく 彼女から溢れるムード エレガント 女性らしさ
おばさんではないのだ 語彙の少なさがはがゆい

どうしたら あんな大人の女性になれるのだろうか 
外見は致し方ないとして なんなのだろう
あの雰囲気
映画の内容はそっちのけで その事ばかり考えていたような気がする

今や 彼女が演じた主人公の女性よりもとっくに年を重ねているが 
今だに答えは出ないままである