①からの続き
このブログは2022年の話です
卒業してからしかアップできなかった
事情を察して下さい
試合開始のホイッスル
スローオフ
サッカーでいうキックオフだ
残念ながらハンドボールを観戦した人は
少ないと思う
体育の授業でやった事ある人はチラホラ
まだまだマイナースポーツだけど
一度観たら面白いので
YouTubeで検索することをオススメする
手前のコートでは優勝候補vs1号のチーム
奥のコートでは違う対戦が行われている
観客席はコロナ禍だったけどいっぱいだ
負ければ高校3年生はコレで引退だから
子供達の親は最後になるかもしれない
試合を観に来ている
1号の高校はハンドボール強豪校だが
今回の対戦相手は優勝候補の一つと言われ
めっちゃ強い京都の高校
試合開始から20分までは接戦だったけど
ジワジワと点差がついてくる
30分たって前半終了
まだ後半で挽回できる点差だ
15分の休暇
その間、観客席では選手の親達が雑談
コロナ禍じゃなかったら親睦会などで
もっと仲良くなれてたと思う
1号が中学生の時は親子共々盛り上がった
コロナ禍ど真ん中の高校3年間
選手達、親もみんな残念だった
後半のホイッスルが鳴る
スローオフ 覚えてくれたかな?
頑張っているけど点差をつめるどころか
ジワジワと離されている
20分経過して10点差
コレで引退だとチームも親達も思っていた
24分が経ったときコーチに呼ばれた1号
立ち上がった アップしている
そして残り5分
ものすごい歓声 今日イチの歓声だ
相手の選手もポカンとしている
奥のコートの応援席の人も何事だと
こっちを見ている
サントマン1号がコートに入ったのだ
ベンチ入りしている選手そして後輩達が
大声を上げて応援しているのだ
(↑この日、監督がいなかったから)
コチラ側の親達も
ウチの子の名前を呼んで応援している
監督からターゲットにされていた事を
子供達が親に話していたのだ
コートに入っただけでこんな事が…
サンちゃんと大奥は周りの声援に
涙がこぼれそうになった
家で1号にその時のことを聞いたけど
歓声はまったく聞こえず頭の中は真っ白
ただ身体が動いていたと…
LB左45度のポジションに着いた
チャンスが回ってきた
1本目のシュートは枠の外に…
久しぶりの公式戦
そんな簡単じゃない
アニメのようにはいかない
残り3分を切った 10点差ある
諦めるなとは言えない 負けは確定だ
でも、でも、せめて1本決めてほしい
心の中で祈った
そして奇跡が起こった
1号がキレイに決めた1本 ↑
1番前でキャプテンが手を上げて
喜んでディフェンスに戻ってくる
一瞬、彼がシュートを決めたと思った
1号は久しぶりの公式戦だったので
点を決めたけど手を上げるのが遅れた(^^)
会場は割れんばかりの歓声
相手チームは訳が分からない様子
それはそうだ 事情を知らない
残り30秒
奇跡のおまけ もう1本を決めた ↑
そして試合終了
彼らの熱い夏は終わった
試合終了後、普通はみんな泣くのだが
更衣室で泣くどころか
1号の2本がそれを上回って
みんなハイテンション
会場の入り口で恒例の"本日のMVP"撮影
初めて横たわってMVP写真を撮る1号
負けたのに皆んな満面の笑顔
最後に引退〜と掛け声をするMVP
緊張のあまり3回ビデオ撮り直し
引退してから何日かが過ぎ
サントマン1号が話した
「あの2本でターゲットだった頃を
忘れる事ができた」
殴られた部員、首を絞められた部員
言葉で責められた部員…
子供達が納得できない理不尽な出来事
色んなことがこのクラブ活動にはあった
子供も親も言葉に出来ない
大学進学の推薦に影響するからだ
クラブ活動にはそんな闇が潜んでいる…
ターゲットだった先輩を見てきたし
ターゲットになった自分
これからターゲットになる後輩の事を
考えると…
"みんな乗り越えて欲しい" と天を仰いだ
きっとその先で楽しい事に出逢えるから
2022年7月17日 熱い夏の終わり
ハンドボール6年間お疲れ様でした
最後に…
今回のクラブ活動はイジメじゃ無いけど
精神的に追い詰められていくパワハラ
気持ちが強くなるための指導だと
そう言われたらそれまでだ
受け取る側の気持ちは
生徒によって違っていることを
指導者は理解しなければならないと思う
上司と部下
それ以上に立場が違う監督と部員の関係
子供達の声はパワーにかき消されてしまう
ハンドボールが嫌いになった部員
不登校になった部員
学校を辞めてしまった部員
中学生の時は楽しかったハズなのに…
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