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three tails swing*** 3つの尻尾が揺れるとき

何気なくも満ち溢れた日々のヒトコマを言葉と写真で。

3つの尻尾が揺れるとき

森のトンネルをくぐり抜けると急に空が広がった。

$3つの尻尾が揺れるとき

青い空に白い雲。
お決まりの色彩にホッとする。

歩き疲れた身体をオルゴールの音色で癒したり。

どーもスィマセーン!

3つの尻尾が揺れるとき
3つの尻尾が揺れるとき

沖縄での夢の時間を過ごした翌日は
子供達をつれて淡路島に。


$3つの尻尾が揺れるとき

途中で干物屋さんで食材を調達しながら
今度は迷うこともなく目的地へ。



「秋は夕暮れ」と枕草子であるように
この頃の夕日は一年の中で一際美しい。
夕日が沈むその時をビールと魚貝で待つ。



3つの尻尾が揺れるとき-夕暮れ
気がつくと夕方になっていて、
また飛行機のシートに座っていた。

朝の便のフライトアテンダントさんがまたそこにおられて
「日帰りなんですか?」と言い出さんばかりの
不思議そうな顔でこちらを見ている。

窓の外はオレンジ色に染まっていて
私も彼も黙って眺めていた。
本当に何も言う必要がないくらい、
沈んでいく夕焼けは感動的だったのだ。

一人で見る夕焼けとは違い、
二人でこの美しいものを分かちあえて本当によかったと思う。
同じ感動をきっと彼も感じていたに違いない。

3つの尻尾が揺れるとき
限られた滞在時間の中、
観て、笑って、食べて、撮って。



3つの尻尾が揺れるとき

3つの尻尾が揺れるとき

3つの尻尾が揺れるとき

3つの尻尾が揺れるとき

3つの尻尾が揺れるとき
地球はなんて美しい惑星なんだろう。


3つの尻尾が揺れるとき
「日帰りで沖縄?」

驚くのも無理は無い。
フェアリとサラとフィービーを空に見送るまでは
飛行機に乗って旅行するなんて考えもしなかったからだ。

「朝7時に飛んで夕方6時の飛行機で帰ってこれば大丈夫。」
「ホントに?」
「大丈夫、みんな淋しい想いはしないよ」

彼とそんな言葉のやり取りがあった数日後の早朝、
私は彼と誰もいない関空のロビーに立っていた。

数年前オランダのスキポール空港でひとり迎えた朝を思い出す。
日本へのチケットが手に入らず空港内で夜を明かしたのだ。
それでなくても帰国の機会が与えられず不安でたまらないのに
目の前で繰り広げられる多くの出逢いと別れと旅立ちのドラマに胸がつまり
溢れる涙を止められない若い私がそこにいた。

今日はあの日のような私はいない。
隣りには彼がいるし、沖縄への期待で胸がいっぱいだ。
(お留守番している子供達のことは勿論気になるが…)



$3つの尻尾が揺れるとき