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11.楽しい・・・魅力・・・

ガラガラガラガラ。

失礼しますと、お店に神山さんが現れた。

さっきの誰かは、神山さんであった。

あっ!神山さん。

どうも伊吹さん。

今、三田さんから電話があり愛ちゃんの面倒をって。

そうだったんですか。

さっき三田が誰かに電話をしていた相手は神山さんにだったのだと、この時にわかった。

あの人は、スーパー忙しい人だからね。

これからの時間は、私がお付き合い致しますよ、と言ってくれた。

はい、これ鍵。

引越し終わって全部手続き完了したので、今日から住めるよ。

あっ!そうだ、私今日引越しだったんだ。

ありがとうございます。

昼間引越しの最中に三田に誘われてこのお店にきてたんだ。

刺激的な事ばかりが起きていた為、何がなんだかわけわかめになっていたんだ。

ブァーーンーーブォーン。

バタン。

コツコツコツコツ・・・

ハイヒールの音が近づいてきた。

ガラガラガラガラ。

ごめんくださーい。

その声はどこかで聞いた声だった。

それは社長の大野の声だった。

伊吹さんこんにちは。

今日引越しですよね?

はい!神山さんのおかげで無事に終わりました。

そう、それは良かったですわ。

ところで神山はどうしてここに?

今、三田さんから伊吹さんの面倒頼むよって電話がありまして。

えっ!何そうなの?私にも電話があったの。

それで急いできたのよと社長の大野が神山さんに向かってしゃべっていた。

しばらくすると、大将がいらっしゃい!あやちゃん。

大将お久しぶりです。

今日はさ、極上のが入っているから、吟味して食べてってよぉう。

ありがとう大将。

ぜひ楽しみに待ってます。

へいよ!っと声をかけ大将は厨房へと消えていった。

しばらくしたらまたブォーーンーーブアーン。

バタン。

バタン。

コツコツカタカタコツカタコツカタコツ。
             コツコツカタカタコツカタコツカタコツ。

ガラガラガラガラ。

どうもおじゃまします。

そう言ってお店に入ってきた女性は大野の会社の、桃川まみと千賀ありかだった。

しかし三人とも女の私から見てもレベルが高いね。

(うらやまじぃよ)がんばれ・・・)

このお二人は、社長の大野が電話をしてお店に呼ばれたと言うこと。

もちろん私の面倒も含めてだと。

その時、駐車場が見えた。

そこはまるで、車屋さんか?と言わんばかりに、しかもわからない私でもわかるくらい高級車が3台とまっていた。

色鮮やかに。

黒、赤、ブルーと。

そして、そうこうしているうちにどうだーといわんばかりの高級食材がビッシリとテーブルいっぱいに広げられた。

お肉・お魚・お野菜と。

そして大野が!

さあ、それではみなさん今日は三田のおごりだから遠慮なく、いただきましょう。

大将いただきます。

いただきまぁ~す。

との声とともに、大将がへいよ!

召し上がれぇ~いと威勢良く声を出した。

私は、みんながおいそうに食べている顔を見ていたらとても幸せを感じた。

会社の同僚ならいざしらず社長も含めみんなでワイワイ楽しそうにしている姿を見て、この会社で働きたいなぁーとさえ思った。

とても羨ましい光景を今まざまざ見た。

それから色々な話をしてくれた。

大野が、この話はね三田の教訓なんだけど三田は仲間を思う気持ちがとても強いの。

そしていつも人の出会いを大切にしているのよ。

三田は人生を巨大な、無限なパズルだと思ってるのよ。

仲良くなった人がそのパズルのピースでどんどんどんどん埋まっていくように・・・・

よく男と女は違うからって言うけど三田は、そういう区別はしないの。

違う意見や行動はあるにせよ、それはその違いをみんなで話したり聞いたりしてそこから新しいものが生まれるんじゃないかなって?

だから三田は、そういう所にはこだわらないのよね。

みんな同じなのよ。

但し、こだわる所にはとことんこだわるけどね。

あ、電話。

ちょっと待ってっと大野は電話をとり席を立った。
しばらくして大野が戻ってきた。

ごめんね仕事の電話で。

行かないと行けなくなって。

(そういえばさっきも同じ事聞いた。)出来る人は忙しいんだな)・・・

それじゃ、みんなあとよろしくね。

大将ごめんなさい。

またゆっくりおじゃましますので今日は失礼しますね。

忙しいね。

あやちゃんも。

がんばって。

また待ってるよと、大将に言われ、貧乏暇なしですのでと、そういい残して三田同様に颯爽とカッコイイ女という感じでお店をあとにした。

ガラガラガラガラ。

コツコツコツコツ。

バタン。

キュルキュルブァーーンーーブォーン。

大野の車の音もまた徐々に小さくなって消えていった。

その後も、神山さんが三田の話をしてくれた。

そのうち私の話になり、私は神山さんと桃川さんと千賀さんに自分の悩みを話した。

コミニュケーションが上手に出来ない事を話した。
それを聞いた神山さんが、三田さんがいつも言ってるけど、言葉のコミニュケーションは頭で考えるよね。

だから誤解を招くことがあるんだよ。

だから頭じゃなく心にダイレクトに伝わるコミニュケーションは話をしないで、目を見つめあったり、手を握ったりする事で心が通じ合うという事なんだ。

そう言うと神山さんがどう?と言って私の手をギュッと握ってくれた。

暖かいとても心に暖かい何かが大きく膨らんできた。

心に伝わるコミニュケーションか?

難しいと思った。

私達もそう、三田さんのそういう心の付き合い方が大好きなのと千賀さんが言ってきた。

たしかに三田さんってすごく魅力あるよねっと三田の話をしている桃川さんの瞳は、とても輝いていた。

この人たちは、私が今までの人生で出会った事がないとても不思議な人たちなんだなと思った。

いるんだ。

上辺じゃなく、本当に心で話をする人達が・・

それから、私達はお料理を食べながら楽しい食事の時間を過ごした。

とてもおいしいお料理にみんな満足した顔をしていた。

じゃあ、そろそろ仕事に戻らないといけないからと神山さんが言うと、千賀も桃川も私達もそろそろ行かないと行けないので。

そうかわかった。

じゃあ先に行っててくれよ。

わかりましたと、千賀と桃川が大将と私に会釈をしてお店から出て行った。

ガラガラガラガラ。

コツコツカタカタコツカタコツカタコツ。 

コツコツカタカタコツカタコツカタコツ。

バタン。バタン。

ブォーンーブアーンブォーンと走り去っていった。

それでは、大将あとよろしくお願いしますね。

おう、まかせとけ。

三田ちゃんの大切なお客様だからね。

すみませんがお願いします。

じゃあ、伊吹さん私も行きますのでと神山さんに言われ、はい。

わかりましたと私は返事をした。

今日から管理人として頑張っ下さい!

と言い残し神山さんもお店をあとにした。

ガラガラガラガラ。

バタン。ガァオーンーーーブォーンブォーンブォーンと1台また、車が走り去って行ったのだった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

続く…

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