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ランソロはエプカ神殿の読書室で、エリエノウとイフィシスの手紙を書く手伝いをしていた。 もっぱら求められた資料の本を、何冊も運んで二人の神女に持ってくる役目である。 石造の図書館の一角にある広壮な読書室は、エプカ神殿にいる者たちの共同書斎をも兼ねていた。 頭上からの煌々たる照明によって室内は真昼の明るさだが、今は夜中だけあって静寂に包まれている。 規則正しく並ぶ机の一角と、膨大な書庫の間を往復する四名の人間が小人に見えるほど、ガランとしている。 人気のない石製の机を囲み、エリエノウとイフィシスは熱心に山積みの書類に目を通し、何通もの手紙をしたためている。 紙や金属板を繰る音だけが、石の殿堂の天井にかすかに響きわたる。 褐色の髪の青年は、両腕に視界をふさぐほどの書籍の山を抱え、悲鳴をあげていた。 「重い…。 なんでこんなに重いんだ。 だから本は嫌いだ」。 ランソロが重たい本の山を、イフィシスの傍らの机の上に置いたとたん、室内に夜中の三時を告げる時報が流れた。 耳に優しい、涼やかな鐘の音である。 集中していたイフィシスが、黒髪を静かにかきあげながら白い顔をあげた。 その黒瞳が、ランソロの褐色の瞳と自然に合ってしまう。 イフィシスもランソロもどぎまぎし、共に応対のしようを失い、赤くなった。 「あっ、すみません」。 二人同時に同じ言葉を言いかけ、あわてて少女が、白い手を口の辺りにあてがった。 そのまま照れたようにくすりと笑う。 美少女は疲れの気配も見せず、小首を傾けてランソロに謝意を示す。
今回の「コロナ禍」は、民間及びNHKによるフェイクニュース報道の、大衆操作の「威力」の恐ろしさというものを嫌というほど見せつけられました。
どうして大衆というものは、これほど欺瞞に溢れ悪意に満ちたニュースメディアにやすやすと乗せられてしまうのでしょうか。
新型コロナウィルスそのものよりも、自分たちが騙されてこのような意味のない行動に、国家の大号令の下、唯々諾々(いいだくだく)と羊の群れさながらに盲従している姿こそ、本当に恐れるべき核心だということを学ぶ必要があるように思えます。
爆発的感染も医療崩壊も、現在の患者数と感染者推定数の推移では、まず起こりえません。
メディアの役割とは正しい現状を民衆に知らせることであり、私利私欲のために恐怖をあおり、社会を大混乱に陥れるためにメディアという影響力の強大なシステムを独占することは、明らかな反社会的犯罪であると断言します。
どうかテレビや新聞の報道に踊らされることなく、冷静に、冷徹に現状を見つめてください。