再掲籠目唄(15) | アトランティスからの伝言

アトランティスからの伝言

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かごめかごめ
籠の中の鳥は
いついつ出やる
夜明けの晩に
鶴と亀が滑った
後ろの正面だあれ?

 

皇紀元年にこだわりますが、紀元前660年当時のユダ王国の支配者はマナセでした。

 

彼はヒゼキヤ王の子で、旧約聖書は熱狂的な偶像崇拝者の悪王として描いています。

 

ヒゼキヤ王と同様にマナセ王もまた、アッシリアとバビロニアという二つの大国との関係において、友好的な懐柔策をとらざるを得ない立場だったことは同じでした。

 

その悪行については列王記下21章に記されていますが、果たして本当にアシェラ像を至聖所の中にまで持ち込み、これを拝み、人民にまで崇拝を押し付ける暴政を振るったのか、私は懐疑的にとらえています。

 

アシェラとはアシュタロテ同様、カナン地方の土着神バアルの妻とされる存在です。

 

 

というのは、聖なる「契約の箱」とデヴィル(至聖所)内の純金装飾物一切を、秘密裏に避難させるためには、まさに恰好な条件が出現したことになるからです。

 

話が出来過ぎているのです。

 

確かにパレスチナの北方に突如として形成された凶暴な大国に、新王マナセが震えあがり、異教の神々を祭り上げ、その前にひれ伏したとしても不自然とは言えません。

 

しかし、実際バビロニアのネブカドネザルがエルサレムを包囲するのは、それから六十年以上経た紀元前598年だったことを考えると、ユダ王国はそれほど切羽詰まった状況に置かれているとは言えなかったことでしょう。

 

むしろ、神殿の至宝を運び出すための方策をじっくり考え、万全の備え模索する好機であったと考えた方が自然な成り行きに思えます。

 

王と祭司団は、アッシリアが衰退に向かい、初期のバビロニアが内戦で混乱した時期を捉えて、マナセという悪王を聖書に登場させ、この機に乗じて搬出計画を実行に移したのでしょう。

 

この大義名分はのちの時代の聖書研究者、キリスト教の聖職者によって、「契約の箱」喪失の経緯を説明し得る歴史的出来事だったはずですが、皮肉なことにこの点を指摘できた識者は皆無でした。

 

このことをグラハム・ハンコックが自著「神の刻印」で、広く世界に問うたのが最初だったと思います。

 

 

本来ならば、キリスト教の聖書学者たちが、とっくに突き止めてしかるべきところを、元エコノミスト誌の東アフリカ特派員に先を越されるとは、なんとも情けない限りと感じます。

 

聖職者の立場と権威に安住してしまい、旧約聖書を史実として、歴史書として真剣に受け止めていない一つの証左と言えるかもしれません。

 

ここで忘れてはならないことは、預言者と一国の王が計画を練り、これを実行できた背後には、必ず神々の指導と援助があったという隠れた事実です(この場合も「唯一神」ではなく、あくまでも「神々」です)。

 

人間心で考えることは、どうしても自己中心、利益優先に走りがちですが、彼ら神の宮を司る人々は、常に謙虚で信仰心にあふれ、神の御心を第一としてその声に耳を傾け、つき従いました。

 

神託によって導きを得、神の財宝のすべてを手際よく運び出し、御心のままの経路をとって、彼ら一行はまず七百年前に辿った出エジプトの足跡を逆に進み、当時は意図的に避けてきた地中海沿岸の商業路を西に向かい、ナイル川の三角州地帯へと進んだことでしょう。

 

合計22トンもの金塊の大荷物を陸路で運搬することは、大変困難を伴う旅となったのかもしれません。

 

あるいはナイル川を帆船で遡上したのかもしれませんが、紅海の奥から船で乗り出したのではなさそうです。

 

なぜならばナイル上流のアスワンにある、エレファンテネ島の遺跡にはユダヤ教神殿の痕跡があり、エルサレムとの間でやり取りされた書簡が数多く残されていたからです。

 

 

次回はこれに続く「契約の箱」と内堂の装飾金塊の足取りを追ってゆきたいと思います。

 

ではこれで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
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このブログの管理人 Hiroshi Onishi です

大切な「音のお知らせ」が届きました

消印は紀元前1万年 つまり今から1万2千年前

ものさしを替えればつい昨日のお話です

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