フェアプレーのラシュワン!
今日は、昨日とうってかわってユネスコ憲章記念日だけです。
【活用場面】
記録より記憶、勝負に敗れ人生で勝!
ユネスコは、スポーツを主催する団体などがフェアプレーを推奨するため、選手個人、チーム、フェアプレーに貢献した人物や団体を対象に国際フェアプレー賞を設けています。
記憶にある方も多いでしょうが、ロサンゼルス・オリンピックはスポーツの祭典にふさわしく、多くの名勝負、名場面が見られました。中でも日本人にとって忘れられないのは、柔道の無差別級で、山下泰裕選手が右足を負傷しながらも、ゴールドメダリストの栄誉に輝いたことでしょう。
このとき山下選手に敗れ、銀メダリストとなったエジプトのモハメド・ラシュワン選手が、ユネスコの国際フェアプレー委員会から、フェアプレー賞を贈られたことをご存じでしょうか?
ラシュワン選手は、山下選手の痛む右足を攻めず、そのフェアな試合ぶりが話題になっていましたが、それがフェアプレー賞を受ける理由になったのです。
『もし山下と同じ状態でもう一度対戦する機会があったら、また同じように戦う』
『あのとき、つまらない駆け引き(負傷個所攻撃)は必要ないと思った。その結果、負けたが、私の心には今も満足感が残っている』
ラシュワン選手は、こうきっぱり語っています。(朝日新聞、S60・6・3)
山下選手の負傷した足を攻めれば、金メダルの可能性が増したかもしれないのに、あえてそうしなかったラシュワン選手。勝負には敗れても、人生では勝ち進んでいるのがラシュワン選手の生き方ではないでしょうか。