文鳥が教えた命の尊さ!
今日は、ツーバイフォー住宅に、文鳥の日です。
【活用場面】
小さな命の大切さを考える!
昔の日本は、囚人に文鳥の世話をさせるという風習があったそうです。
この話は、ある死刑囚の話です。この死刑囚は、刑務所に入れられた後も、反省もなく、自分の両親のことを死んでも許さないと恨んでいました。そんなある日のこと、この死刑囚に母親から2羽の番(つがい)の文鳥が差し入れられたとのことでした。
この死刑囚は、それまで、ろくに働いたこともなかったのに、文鳥の餌を手に入れるために刑務所内の作業所で働くようになりました。そして、ある日、文鳥に卵が生まれました。そして、もし雛がかえったらどうしたら良いのかを看守に尋ねました。看守の中に鳥に詳しい人がいて、雛には、やわらかく似潰した穀物に、若芽を混ぜたものを与える必要があると教えてもらいました。
そこで囚人は、菜種の種を手に入れて、それを濡らした雑巾の上に蒔いて、小さな窓から日が差し込む場所に置いて育てようとしました。けれどもそれでは根をはることができないので育ちませんでした。そこで囚人は、刑務所長に頭を下げて、監房の中に土と、小さな箱を持ち込むことを許してもらえるように頼みました。囚人は、これまでの人生で人に頭を下げたことなどなかったのです。願いは聞き届けられました。こうして、囚人は、一生懸命二羽の文鳥と雛たちを育て続けました。
ある日、お世話をする人が面会に訪れた時、囚人はこういったそうです。「人は死んだら生まれ変わるんだよね? 僕は、今度生まれ変わったら、人の役に立てる人間になりたい。」こんな言葉が囚人の口から聞かれるのは初めてでした。そして、死刑の執行の日がやって来ました。そして、囚人が最後に残した言葉の中には、自分が殺めた人とそのご家族、自分が傷つけた人々への謝罪と、自分の両親への謝罪と感謝が述べられていました。そればかりではありませんでした。自分のような人間がいたために苦労した看守たちに対するねぎらいの言葉までが述べられていました。
小さな命を守り育てたい、しかもそれが出来るのは自分しかいない、そういう小さな命に対する想いに目覚めたことがきっかけに、囚人の心の中は大きく変わっていたのでした。