アラン・ポーのミステリー!
今日は、長崎くんちにミステリー記念日に盗難防止の日です。
【活用場面】
秋の夜長にミステリーを楽しむ!
エドガー・アラン・ポーにちなみ、ミステリー記念日の今日、死後なお続くポーのミステリーです。
1月19日は、「モルグ街の殺人」「アッシャー家の崩壊」などで知られる米文学者、エドガー・アラン・ポーの誕生日に当たる。ポーの墓はメリーランド州ボルティモアの墓地にあるが、毎年19日未明になると、1人の男が現れる。黒っぽいフードで顔を隠したその男は深夜、墓地に忍び込み、深紅の薔薇3本と半分ほど飲んだコニャック「マーテル」のボトルをポーの墓前に置くと、再び闇の中に消えてゆく……
なんともミステリアスな《墓参り》だが、ポー記念館のジェフ・ジェローム館長によると、《謎の男》の訪問は、ポーの死去100周年に当たる1949年から、なんと54年間も絶えることなく続いているという。そして、ジェロームさんをはじめだれも《彼》の正体を知らないし、その密かな儀式を目撃した者もいないそうだ。
1976年から、この儀式をウォッチしているジェロームさんによると、《謎の男》は一度、代替わりしているという。1993年、墓に「松明は引き継がれた」という暗示的なメッセージを記した紙片が置かれていた。さらにその後、初代が1998年に死亡し、彼の息子たちが《伝統》を引き継ぐことを伝える手紙を受け取ったそうだ。
墓に残される3本の薔薇は、ポーと同じ墓に埋葬されている妻のヴェージニア、それに義理の母、マリア・クレムに捧げられているのだろう、とジェロームさんは推測している。飲みかけのマーテルが何を意味しているのかは、まだ解明されていない。
ジェロームさんは毎年、この日に熱狂的なポー・マニアを招き、墓地の近くにある長老派の教会の中に籠もる。そして、今年もこの謎の儀式が行われるか、息をひそめて夜明けを待つのである。
極めて用心深い《謎の男》と決して彼の身元を暴こうとしないマニアの《共犯関係》はなかなか粋である。推理小説の創始者であるポーを偲ぶのにこれ以上ふさわしい儀式はないかもしれない。
……《彼》は、今年もやってきた。ジェロームさんたちが夜明け前にポーの墓に行くと、例年通り、3本の薔薇と飲みかけのマーテルが置かれていた。
この墓参りの人物、そして目的は何なのでしょうか?色んな想像をご自由にどうぞ!