石炭のことは石炭に!
今日は、石炭の日です。
【活用場面】
難しいことをかんたんに伝える!
「道をひらく」が大好きな小生ですが、そんな松下幸之助さんの石炭に纏わるお話です。
戦争直後の復興期のこと、松下幸之助さんは各地での公演を依頼されて実施していました。
そしてある講演の席で、次のような質問がありました。
「日本の復興には石炭が必要なのに、採掘が思ったように進んでいないようです。どうしたらいいとお考えですか?」
この質問に松下幸之助さんはこう答えました。
「それはまず何よりも、石炭のことは石炭に聞いてみるのが一番いいでしょう!」
当時、政府は石炭増産に力を入れていましたが、その一方で、各産業が石炭を利用しやすいように石炭価格を安く統制しました。これは一見筋が通った指導のように見えます。しかしもしも石炭が口がきけたなら、何というでしょうか。
「政府は復興に石炭が重要と言いますが、実状はどうでしょう。値段は安く抑えられ、軽視されています。口先だけで、本当に大切にされないのでは、出ていく気になれません。」
国の施策の矛盾を、松下幸之助は「石炭の気持ちを聞いてごらんなさい」と、分かりやすく、しかし鋭く指摘したのでした。