生きる意味をかみしめろ!
今日は、ドレミの日に林檎忌・麦の日、五月雨忌です。
【活用場面】
生きることを考える!
以下、ELTの五月雨に関わる記事です。
なかなか切り出せない質問を、私はベッドに戻った菰渕雅博(22)にぶつけてみた。生きる意味、そして死への恐れ。薄暗くなり始めた窓の外は、いまだ五月雨がしとしと降り続いていた。
筋ジストロフィーは、全身の筋肉が萎縮(いしゅく)し、腕を上げたり、寝返りすることもできなくなる。体はやせ細り、若くして死亡することが多い。幼少期に発症し、入院も長くなるのが一般的だ。
菰渕は入院した小学生のころ、「なんで自分だけがこんな病気になったのか」と、すべてを悲観的に考えた。だが努力して大学に進学した病院の先輩を見て変わった。
「死ぬのは怖いけど、今はあまり恐怖を感じない。筋力が落ちても生きるし、生きるからには自分しかできないことを見つけたい。存在を証明する何かを残すことが生きる意味です」。よどみない答えが返ってきた。
彼と話をして、私はその世界に引き込まれる不思議な感覚にとらわれた。前向きな姿勢に勇気をもらったようにも思えた。もしかしたら、Every Little Thing(ELT)の持田香織も同じ感覚を抱いたのではないか。
五月雨の詞には、そんな思いがにじみ出ている。私はELTに取材を申し込んだ。だが返ってきたのは断りの知らせ。アーティストとして作品がすべてという理由だった。しかし持田は、慰問の時に感じたことを菰渕あての手紙にしたためていた。菰渕によると、こんな内容だった。
<エネルギーをあげるつもりだったけど、逆にみんなからもらった。そのエネルギーを歌という形で伝えていきたい>
慰問の翌年の04年3月に発表された五月雨。患者から受けとった力を、持田は詞に込め、情感豊かに歌い上げた。
♪この声よ この歌よ 貴方(あなた)の生きゆく日々の力になるように……
この歌は、ひたむきに生きる菰渕らの姿を通じて、生きる意味を多くの人にかみしめてほしいと願うメッセージなのかもしれない。
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