ニイタカヤマノボレ1208!
1941年12月2日、大本営が「ニイタカヤマノボレ1208」の暗号電文により、戦艦アリゾナを主標的とした真珠湾攻撃を訓電発令した。
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11月1日、東条英機内閣は、大本営において帝国国策遂行要領を決定し、要領は11月5日の御前会議で承認された。以降、陸海軍は12月8日を開戦予定日として、真珠湾攻撃を含む対米英蘭戦争の準備を本格化した。
第一航空艦隊司令長官南雲忠一中将指揮下の旗艦「赤城」および「加賀」「蒼龍」「飛龍」「翔鶴」「瑞鶴」を基幹とする日本海軍空母機動部隊は、11月22日に択捉島の単冠湾に集結、11月26日にハワイへ向けて出港した。
12月1日、御前会議で対米宣戦布告は真珠湾攻撃の30分以上前に行うべきことが決定された。
12月2日、大本営より機動部隊に対して「ニイタカヤマノボレ1208」の暗号電文が発信された。ニイタカヤマ(新高山)は、当時日本領であった台湾の山の名で、当時の日本の最高峰、一二〇八とは12月8日のことで、「日本時間12月8日午前零時を期して戦闘行動を開始せよ」の意味の符丁であった。