見えない世界があったとしても
この世は美しいものであふれているんだ
そう感じることはできる

見える・見る・見つける…
目で見える世界だけが
美しいんじゃない
時間の流れを感じるんじゃない


濡れた物が乾いたり
空気のにおいが変化したり
聞こえていた音が変わったり

時間の流れは自らの体の感覚で
確認もできる


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小川糸
[とわの庭]

私がね…大好きなのは
母が読んでくれる本
そしてその優しい声

お母さんからもらった大好きよという言葉
母と暮らした部屋にも庭にも
私(主人公:とわ)の大好きな物があふれている

庭からの季節ごとの木々の香りは
今ここにいる幸せの時間を
感じさせてくれ

クロウタドリの歌で朝の知らせを知る

目の見えないとわにとって
ほんの少しの光加減と歌と風と香りで
毎日の時間の流れを感じていた


この小説はとても温かい気持ちにも
なる本ですが
いつしか知らないうちに母が家から
出て行き…
育児放棄という虐待も内容に含まれています

しかし何故彼女(とわ)は最後まで
母の約束を守りつつ
母との時間とその場所に居ようとしたのか?


もう帰ってこないだろうと思った母を
待ち続けたのか…?

とわに残してくれた信じた母の愛の形


*☆*――*☆*――*☆*
小川糸さんの待望の長編小説

途中は衝撃の事実を知って
悲しくもなるのですが…

何があっても前を向いて生きるという
彼女(とわ)の気持ちに涙が出た




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読書優先のための
お昼ご飯・レトルトパスタ

パッケージが…
贅沢な味を味わう大人のあなたへ
ですってよニヤニヤ

茹でるの5分
食べるの10分…

自宅待機用と自粛用として
旦那さんが買ってきてくれていた



いつもありがとう
笑顔と素敵な時間があふれますようにピンク薔薇