「もしもし?俺にも教えてくれよ。あんたのテクニック。あんた凄いんだってなぁ~。ふへへへへ」
今度は息遣いの荒い男の声。
さっきの男とは明らかに違っている。
もうっ、不快に思いながら慌てて電話を切る。
電話を切った後も、不気味に笑う男の声が私の耳に残っていた。
なによ、どうなってるの?
気持ち悪~い!!
訳が分からないまま私は、更に歩幅を速め、まっすぐ自宅に向かった。
暗い夜道を早足で歩きながら、その間私は何度後ろを振り返っただろう。
突然悪質な電話が掛かり始めたと思ったら、その後も次々とかかってくる。
悪質な電話はその後も絶たなかった。
見えない恐怖に怯え、私は妙な胸騒ぎを感じずにはいられなかった。