何も成果を得られぬまま、時間だけがあっという間に過ぎていった。
佐久間さんやチカちゃんが、心配してメールをくれたが、私は返信する余裕も気力もなかった。
感謝こそしていたが、そんな時間があったら、少しでも父や母の力になれるよう務めたかった。
時間だけが過ぎて行く内、心のどこかで最悪のことも考えるようになっていた。
私たちはとことん追い詰められていた。
月末まであと2日。
たった2日しかない・・・・。
この絶望的な状況に、ただ頭を抱えるしかなかった。
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とうとう最後の日の朝がやってきた。
手形の期日は明日と迫っていた。
それにも関わらず、相変わらずお金の目途は立たず、逃げた男の行方も分からない。
必死で銀行などをまわってはいたものの、やはり対応はどこも同じで冷たい。
でも、ここで投げ出す訳にはいかない。
父や母のためにも、なんとか融資してくれるところを見つけなければ。
私は一人、なにか良い方法がないかとあてもないまま街を模索していた。