するとチカちゃん、急に立ち上がったかと思うと、「でも、私の愛は彼一筋なんです!」と胸に両手を当て、瞳をキラキラと輝かせながら宣言した。

恋する女は美しい。

その言葉通り、ヒカルくんに陶酔しきっているチカちゃんは、本当にきれいだと思った。

それに引き替え私は・・・・。

あーーーあ、考えるのもアホらしい。

恋なんてずっとご無沙汰の私。

人を好きになる気持ちなんて、忘れちゃったかも?

ううっ、悲しすぎる~。

「まあ、がんばりなさい」

佐久間さんはチカちゃんの肩を軽く叩き応援していた。

その姿を見て、私の肩も是非叩いてほしいと密かに願う私だった。


*******

結局昼休みが終わるまで、私たちのホスト談議は尽きることがなかった。

あの夢のような世界。

一度味わうと癖になっちゃいそう・・・・・・。

再び夢の世界に引き込まれるものの、始業チャイムとともに現実へと引き戻される。

「さあ、仕事、仕事!」

みんなが一斉に仕事をし始める。

でも私だけは、半分夢見心地で残りの仕事に取り掛かるのだった。