するとチカちゃん、急に立ち上がったかと思うと、「でも、私の愛は彼一筋なんです!」と胸に両手を当て、瞳をキラキラと輝かせながら宣言した。
恋する女は美しい。
その言葉通り、ヒカルくんに陶酔しきっているチカちゃんは、本当にきれいだと思った。
それに引き替え私は・・・・。
あーーーあ、考えるのもアホらしい。
恋なんてずっとご無沙汰の私。
人を好きになる気持ちなんて、忘れちゃったかも?
ううっ、悲しすぎる~。
「まあ、がんばりなさい」
佐久間さんはチカちゃんの肩を軽く叩き応援していた。
その姿を見て、私の肩も是非叩いてほしいと密かに願う私だった。
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結局昼休みが終わるまで、私たちのホスト談議は尽きることがなかった。
あの夢のような世界。
一度味わうと癖になっちゃいそう・・・・・・。
再び夢の世界に引き込まれるものの、始業チャイムとともに現実へと引き戻される。
「さあ、仕事、仕事!」
みんなが一斉に仕事をし始める。
でも私だけは、半分夢見心地で残りの仕事に取り掛かるのだった。