父親の記憶を取り戻してからの私は、恐怖という感情に悩まされていた。


今まではシリュウによって消し去られていた過去。


それが榊の手により、恐怖の感情を呼び戻され、シリュウによって再び私の中に戻された。


これらは、私にとってかなりの痛手となった。


しかしそれは自ら望んだこと。


後悔はしていない。



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シリュウの胸に鼻先をチョンとつける。


するとシリュウが両手で私の顔を引き上げた。


「朝が来てリマが傍にいてくれると、俺安心する」


そう言ってシリュウが私にキスをした。


「私も、シリュウがそばにいてくれるとうれしい」


微笑を返す私に、シリュウがまたキスをくれた。


幸せな時間が、ゆっくり、ゆっくり流れていく・・・・。