本当に嫌で嫌でたまらなかった。
私が口答えなどしようものなら、容赦なく罵声が飛び暴力を振るう。
「誰が学校に行かせてやってると思ってんだ?このガキ。いつまでも甘ったれてんじゃねぇーぞ」
「・・・ううっ・・」
いつもお腹を殴られ、蹴り上げられた。
見える場所にあざでもできれば、他人に気づかれる可能性がある。
その危険を回避するためだったのだろうか、あいつはいつも私のお腹を狙った。
数々の女の所を渡り歩いては、お金を奪いにやって来るあいつ。
私の僅かなバイト代の大半は、あいつのものに・・・・。
それでもあいつはバイト代が入る頃を見計らって、こうして帰って来るのだ。
「おうリマ、元気してたか?随分久し振りだなあ」
部屋に姿を現したあいつの気配だけで、私の全身が硬直していくのがわかる。
声を聞いただけで、震えが止まらない。
私はあいつと目を合わせるのが嫌で下を向いた。
すると、「出せよ、金」と、あいつがいつものようにセリフを吐く。
こいつはこれしか言えないのか?