次の瞬間・・・・・・。


「じゃあ、シリュウのは?シリュウのあれはなんの能力なの?」


リマが俺に疑問をぶつけてきた。


本当に、それは突然やって来た。


俺の正体を、リマに明かすこの瞬間が。




「俺は・・・・、俺の能力は・・・・。人の記憶・・・の・・・操作能・・・力・・・」


言葉に力が入らない。


うまく舌が回らない。


俺の言葉は、リマにちゃんと伝わったのか?


おそるおそる、俺はリマを見た。


彼女はじっと俺を見つめていた。


混乱しながらも、必死にそのかわいい瞳を、俺から少しも逸らそうとはせずに。


「記憶・・・操作・・・?シリュウ・・・それって・・・」


彼女の言いたいことは痛い程よく分かる。


俺は最後の力を振り絞るように言った。


「リマの記憶を俺は操作した」


そう言い終えると俺は、すっと目を伏せた。


とたんに俺の目からは、温かいものがこぼれ落ちた。


気づけば俺は泣いていた。